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2012年2月25日 第1383号

JR神戸線以南に115カ所を指定 津波避難ビルの確認を
東南海・南海地震に備えよう

市は、津波発生時に備えて、「津波避難ビル」の指定を進めています。
2月21日現在、浸水の危険性が高いJR神戸線以南の地域で115カ所を指定しました。
問合せは防災対策グループ(0798・35・3546)へ。
写真:津波避難ビルへの避難訓練
2月11日、地域の皆さんによる津波避難ビル(兵庫医科大学)への避難訓練

津波発生! まずはJR神戸線以北へ

《記載例》
津波避難ビル看板イメージ
東南海・南海地震に伴う津波は、90分程度で市沿岸に到達すると想定されています。
津波から身を守るためには、JR神戸線以北の高台に自転車や徒歩などで避難することが第一です。
しかし、どうしても遠くに避難できないときは、近くの堅固で高い建物に避難する必要があります。
そのようなときの緊急的な避難場所になるのが、「津波避難ビル」です。
このビルは津波発生時に浸水の危険性があるJR神戸線以南の地域にある3階建て以上の堅固な建物から選ばれています。
指定した建物には看板が設置され、収容可能人数が記されています。

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より早く、より遠く、より高くを合言葉に

図説:津波の高さ
市は、東日本大震災の教訓を踏まえ、東南海・南海地震による津波の高さをこれまでの想定の2倍程度になると見込んでいます。
津波による浸水予想区域はJR神戸線以南の範囲に及び、津波の高さはビル2階までの低層階をのみこんでしまうほどです。
津波避難ビルに避難する場合は3階以上に上がるようにしましょう。

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2面に津波避難ビル一覧を掲載

場所や経路の確認を
いざ地震や津波が発生したとき、あわてずに落ち着いて行動するためには、これらの場所への経路などについて知っておくことがとても大切です。
また、津波避難ビルに食糧は置いていません。各々で備えましょう。
日頃から「自分の身は自分で守る」という意識をもち、自治会や自主防災会など地域一体となって取り組んでいきましょう。
標高など示す看板等南部市域に順次整備
市は、津波避難ビルの新たな指定に向けて、調整を続けています。新たな指定情報については市のホームページ(くらしの情報→防災→津波避難ビル)で随時公開するほか、地域情報誌「宮っ子」などで広報する予定です。
また、南部市域に、標高を示す看板を整備していきます。
今後も災害・危機に強いまちづくりを目指して、さらなる対策について、検討・実施していきます。
写真:津波避難ビル

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津波避難ビルQ&A

Q. どのようなときに使えるの
A. 兵庫県瀬戸内海沿岸に「津波警報」、「大津波警報」が発令された場合、洪水により周辺地域に避難勧告が発令された場合です。
Q 入口が閉鎖されている場合は
A. 夜間に避難する場合など、入口が施錠されている場合があります。
公共施設の場合、避難のためであれば、壊して入ってもかまいません。
民間施設の場合は、施設側の指示に従ってください。
Q 避難スペースが一杯で入れない場合は
A. 津波避難ビルにはそれぞれ収容可能な人数が限られており、一杯になる場合があります。
普段からいくつかの避難ビルを把握しておくことが必要です。
またあくまで一時的な避難場所であり津波警報や避難勧告が解除され次第、速やかに市の指定避難所に避難してください。

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