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2012年6月10日 第1390号

できることから予防を 食中毒に気をつけて

毎年、全国で多くの食中毒が発生しています。平成23年は、全国で1062件の食中毒が発生し、2万1616人の患者と11人の死者が報告されています。
兵庫県では、52件の食中毒が発生し、832人の患者が報告されました。
食中毒の原因物質はさまざまですが、細菌ではカンピロバクターによる食中毒が最も多く発生しています。
食中毒は、家庭でも発生することがあり注意が必要です。次の食中毒予防ポイントを守りましょう。
問合せは保健所食品衛生課(0798・26・3668)へ。

家庭での3つの予防ポイント

食中毒を防ぐポイントは、食中毒菌やウイルスを「付けない・増やさない・殺菌する」ことです。
(1)菌やウイルスを付けない
調理作業前や肉・魚介類・卵を触った後、トイレに行った後は、必ず石けんを使って手を洗いましょう。
また、肉・魚介類・卵の調理に使用した調理器具などは、食中毒菌やウイルスが付着していることがあります。
これらの調理器具をそのまま別の調理に使うと2次汚染につながり危険です。
必ず洗浄・消毒して使いましょう。なお、まな板・包丁などは肉・魚・野菜専用で使い分けると予防に効果的です。
(2)菌やウイルスを増やさない
冷蔵・冷凍保存が必要な食品を購入した場合は、すぐに持ち帰って冷蔵・冷凍庫に入れましょう。
保存温度は、冷蔵は10度以下、冷凍はマイナス15度以下にしましょう。
冷蔵・冷蔵庫に食品を詰め込みすぎたり、扉を頻繁に開閉すると、庫内温度が上がるので注意しましょう。
また、調理したものは、時間がたつと菌が増えます。なるべく早く食べるようにしましょう。
(3)菌やウイルスを殺菌する
多くの食中毒菌やウイルスは十分な加熱で死滅します。
食品の中心部まで加熱しましょう。

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