菌を付けない・増やさない・死滅させる
家庭内食中毒にご注意を

毎年、全国で多くの食中毒が発生しています。
平成25年は、全国で931件の食中毒が発生し、2万802人の患者と1人の死者が報告されています。
兵庫県では、41件の食中毒が発生し、1166人の患者が報告されました。
食中毒の原因物質は、細菌・ウイルス・寄生虫などがあります。
細菌ではカンピロバクターによる食中毒が最も多く発生しています。
食中毒は、家庭でも発生することがあるため注意が必要です。
問合せは保健所食品衛生課(0798・26・3668)へ。

食中毒を防ぐポイント

(1)菌やウイルスを付けない
調理作業前や肉・魚介類・卵を触った後などは必ず石けんで手を洗いましょう。
また、肉・魚介類・卵の調理に使用した調理器具などは、食中毒菌やウイルスが付着していることがあります。
これらの調理器具をそのまま別の調理に使うと2次汚染につながり危険です。
必ず洗浄・消毒して使いましょう。
なお、まな板・包丁などは肉・魚・野菜専用で使い分けると予防に効果的です。
(2)菌を増やさない
冷蔵・冷凍保存が必要な食品を購入したら、すぐに持ち帰って冷蔵・冷凍庫に入れましょう。
冷蔵・冷凍庫に食品を詰め込みすぎたり、扉を頻繁に開閉すると、庫内温度が上がるので注意しましょう。
調理したものは、時間がたつと菌が増えます。
また、細菌の中には毒素を産生するものがあり、通常の加熱では壊せない毒素もあります。
加熱後はなるべく早く食べるようにしましょう。
保存するときは10度以下に冷却し、菌が増えないようにしましょう。
(3)菌やウイルスを死滅させる
カンピロバクターやその他多くの食中毒菌やウイルスは十分な加熱で死滅します。
食品の中心部まで加熱しましょう。特に肉は十分加熱を。

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