平成28年度 水道・下水道事業決算
厳しい経営状況が続いています

平成28年度の水道事業会計および下水道事業会計決算の概要をお知らせします。
決算についての詳細は市のホームページ(くらしの情報→水道・下水道→経営情報・長期計画)をご覧ください。

【問合せ】上下水道局 財務課(0798・32・2268)

水道事業

平成28年度の収益的収支(水道水を作るための収入と支出)は、収入101億5300万円、支出92億6500万円で、差し引き8億8800万円の黒字でした(下グラフ参照)
グラフ:水道事業平成28年度の収益的収支
収入 料金収入 87億4100万円
分担金 2億4100万円
その他 11億7100万円
支出 維持管理経費 30億7900万円
水購入費 35億3100万円
資本費 26億3300万円
その他 2200万円
純利益 8億8800万円
性質別 人件費 15億9700万円
物件費 14億8300万円
受水費 35億3100万円
減価償却費 21億9600万円
支払利息 3億9000万円
その他 6800万円
平成28年度決算の特徴
  • 収入…前年度と比べて2億8700万円の増加
    料金改定、使用水量の増加による水道料金収入の増加等のため。
  • 支出…前年度と比べて1900万円の減少
    委託料は増加したものの、受水費、工事請負費等が減少したため。
水道水 1立方メートル作るのに167円必要でした
原水を調達するための費用10円
浄水場で水をきれいにするための費用17円
浄水場から皆さんの蛇口まで水を届ける費用59円
検針、料金徴収等の費用12円
阪神水道企業団等から受水するための費用69円
合計167円
1立方メートルは1000リットル。2リットルのペットボトル500本分です

水道施設整備では、老朽化した水道管の耐震化や浄水場の整備工事などを行い、28億8700万円を支出しました。支出は、企業債の借入などの収入7億8600万円や減価償却費等(21億100万円)で賄いました。詳しくは市のホームページをご覧ください。

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下水道事業

平成28年度の収益的収支(下水を処理するための収入と支出)は、収入120億7400万円、支出108億6600万円で差し引き12億800万円の黒字でした(下グラフ参照)
グラフ:下水道事業平成28年度の収益的収支
収入 使用料 54億8300万円
雨水処理負担金 23億6300万円
他会計補助金等 16億7900万円
その他 25億4900万円
支出 維持管理経費 32億9200万円
資本費 75億2300万円
その他 5100万円
純利益 12億800万円
性質別 人件費 5億1700万円
物件費 27億7500万円
減価償却費 59億5900万円
支払利息 14億8600万円
その他 1億2900万円
平成28年度決算の特徴
  • 収入…前年度と比べて1億9300万円の減少
    他会計補助金や雨水処理負担金などの一般会計繰入金が減少したため。
  • 支出…前年度と比べて3億7700万円の減少
    支払利息等の資本費や委託料等の維持管理費が減少したため。
1立方メートルの生活排水等をきれいな水に変えるのに97円必要でした
家庭等からの汚水を浄化センターまで集めるための費用35円
汚水をくみ上げ、浄化センターまで流す費用7円
集められた汚水を浄化するための費用50円
使用料徴収等の費用5円
合計97円
1立方メートルは1000リットル。一般的な浴槽(250リットル)で4杯分。トイレ(平均6リットル)で約167回分。

下水道施設整備では、浸水対策や下水処理場などの設備・下水道管の老朽化対策工事等を行い、122億7300万円を支出しました。支出は、企業債の借り入れなどの収入(73億4100万円)のほか、減価償却費等や過去から積み立てたお金(49億3200万円)で賄いました。詳しくは市のホームページをご覧ください。

継続的な安定した「水」の循環をめざして

今後も水道施設や下水道施設の老朽化に伴う整備や、地震や浸水などによる被害の軽減対策等により多くの費用を見込んでいます。一方、収入の基礎となる使用水量は、節水機器の普及や社会全体の節水意識の高まりなどにより長期的には増加は見込めず、経営状況は引き続き厳しい状況が予想されます。
皆さんの生活や地域の発展に不可欠なサービスなどの提供を安定的に継続して行っていくため、中長期的な視野に基づく計画的な経営に取り組み、引き続き効率的な事業運営に努めます。

 上下水道の使用開始・中止の申込、漏水修繕などの問合せ 

上下水道局電話受付センター
0798・32・2201
0797・61・1703
078・904・2481
【受付時間】
8:45~20:00(土・日曜、祝日は17:30まで)

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