石井市長が所信表明
「誇れるわがまち西宮をつくる」
6月定例市議会で、石井市長が所信表明を行いました。ここでは概要を紹介します。
全文は市のホームページ(ページ番号:60154125)に掲載しています。
全文は市のホームページ(ページ番号:60154125)に掲載しています。
はじめに
私は、私に投票した人だけの代表ではなく、西宮に暮らす全ての市民の代表として、その舵取りをしていかねばなりません。同時に、私はなかなか汲(く)み取りにくい個人の声にも耳を澄まし、そういった方の思いに寄り添う市政運営を行いたいと思います。「OPEN!西宮」というキャッチフレーズを掲げ、市民の声を積極的に集め、その解決策を政策として提起しました。政策課題は今回示したものだけに留まるものではなく、市民の皆様から様々な形で提起していただき、向き合っていきたいと思います。
行政の信頼性向上に向けた「市役所改革」
市役所改革の意思を示すため、まず最初に、私の任期にかかる市長退職金を廃止するとともに、一定割合の給与をカットする条例案を提案します。
市長は、現場の課題や市民の声にできる限り向き合うべきであり、これからも積極的に現場に出向くほか、市民との対話にも取り組みます。
私の政治信条としている言葉は、「The essence of the government is to subsidize the market failure.」、つまり「経済に出来ないことをすることこそが、行政の役割である。」ということです。他の自治体において進められてきた様々な改革を外部の視点もお借りして検証し、わが市に必要なものは積極的に取り入れていくことで、市役所の改革を進めたいと思います。また、最先端のICT(情報通信技術)を活用して、より効率的な行政経営と、より質の高い行政サービスの実現を目指したいと思います。
市長は、現場の課題や市民の声にできる限り向き合うべきであり、これからも積極的に現場に出向くほか、市民との対話にも取り組みます。
私の政治信条としている言葉は、「The essence of the government is to subsidize the market failure.」、つまり「経済に出来ないことをすることこそが、行政の役割である。」ということです。他の自治体において進められてきた様々な改革を外部の視点もお借りして検証し、わが市に必要なものは積極的に取り入れていくことで、市役所の改革を進めたいと思います。また、最先端のICT(情報通信技術)を活用して、より効率的な行政経営と、より質の高い行政サービスの実現を目指したいと思います。
こども子育ての応援とこどもや大人の学びの支援
待機児童ゼロを目指す政策は、最重要施策の一つと考えています。国が進める幼児教育・保育の無償化による影響を踏まえながら、待機児童の解消に向けた取組を積極的に推進します。今後さらなるニーズの増大が見込まれる留守家庭児童育成センターについても、総合的な放課後施策について検討を進めます。また、移動児童館の拡充など、子育て世帯に寄り添う行政を目指すほか、乳幼児等医療費助成制度の所得制限の見直しについても検討していきます。こども食堂については、こどもの居場所として、さらには地域コミュニティの醸成などのために市内に広めたいと考えています。また、安心して子育てができるよう、産前からの支援と産後ケアの拡充を図ります。
これまでの教育連携協議会の取組をもう一歩前に進め、「西宮型コミュニティ・スクール」として、地域や保護者の方々に、教育の当事者として一定の権限と責任を持って学校運営に参画していただきたいと考えています。
学校園では、支援を必要とするこどもたちが増加しており、教育と医療、福祉との連携など、西宮市全体でこどもたちの育ちを支えていきたいと考えています。
学校施設については、長寿命化計画の策定が進んでいます。学校施設のトイレについても、避難所機能の強化という観点からも、トイレの洋式化を推進したいと考えています。
復職・転職を応援する社会人教育(リカレント教育)を、市内大学等との連携や、様々な施策の活用等により、市民に提供する仕組みづくりを検討します。
また、特に老朽化し、利用が過密化している中央体育館と陸上競技場等の再整備については、市のスポーツ環境全体を考慮した上で、様々なご意見を踏まえて進めます。
本市は、環境に対する市民意識が潜在的に高いまちであることから、ごみの減量化、エネルギー使用量の低減やCO2等の削減、さらには緑化の推進など、市民とともに環境学習都市を深化させるような取組を目指します。
これまでの教育連携協議会の取組をもう一歩前に進め、「西宮型コミュニティ・スクール」として、地域や保護者の方々に、教育の当事者として一定の権限と責任を持って学校運営に参画していただきたいと考えています。
学校園では、支援を必要とするこどもたちが増加しており、教育と医療、福祉との連携など、西宮市全体でこどもたちの育ちを支えていきたいと考えています。
学校施設については、長寿命化計画の策定が進んでいます。学校施設のトイレについても、避難所機能の強化という観点からも、トイレの洋式化を推進したいと考えています。
復職・転職を応援する社会人教育(リカレント教育)を、市内大学等との連携や、様々な施策の活用等により、市民に提供する仕組みづくりを検討します。
また、特に老朽化し、利用が過密化している中央体育館と陸上競技場等の再整備については、市のスポーツ環境全体を考慮した上で、様々なご意見を踏まえて進めます。
本市は、環境に対する市民意識が潜在的に高いまちであることから、ごみの減量化、エネルギー使用量の低減やCO2等の削減、さらには緑化の推進など、市民とともに環境学習都市を深化させるような取組を目指します。
シニアもみんな生き生きするやさしいまちづくり
(仮称)産業振興条例の制定を進めるほか、住宅都市としてのまちのブランド力を高める産業への支援を進めたいと考えています。また、JR西宮駅南西地区においては、駅前立地を活かした地区全体のまちづくりとともに、卸売市場を民設市場として整理統合し、食の流通拠点や市民に親しまれる市場となるよう関係者等と取り組んでいきたいと考えています。
自転車マナーに対する歩行者からの不安は大きく、歩行者も自転車も安心できるまちづくりを進めるほか、市内の公共空間に、一休みできる「どうぞベンチ」の設置を進めたいと考えています。
本市北部の塩瀬・山口地域には、国道176号名塩道路の整備促進のほか、医療環境や子育て環境など、地域特有の課題があり、それらの対策も検討していきたいと考えています。
第二庁舎(危機管理センター)及び防災情報システム、消防訓練施設の整備、西宮消防署の建替えを進め、あらゆる災害に対応できるよう防災力・消防力の強化を図るほか、地域全体で防災について考える取組を支援していきたいと考えています。
県立西宮病院と市立中央病院の統合については、事務レベルでの協議が一定整い、県知事とは両病院の早期統合を目指して取り組んでいくことを確認したところです。今後は、議会のご意見をお聞きしたうえで市としての方針を決定し、両病院の統合再編にかかる基本方針の早期策定に取り組みます。
自転車マナーに対する歩行者からの不安は大きく、歩行者も自転車も安心できるまちづくりを進めるほか、市内の公共空間に、一休みできる「どうぞベンチ」の設置を進めたいと考えています。
本市北部の塩瀬・山口地域には、国道176号名塩道路の整備促進のほか、医療環境や子育て環境など、地域特有の課題があり、それらの対策も検討していきたいと考えています。
第二庁舎(危機管理センター)及び防災情報システム、消防訓練施設の整備、西宮消防署の建替えを進め、あらゆる災害に対応できるよう防災力・消防力の強化を図るほか、地域全体で防災について考える取組を支援していきたいと考えています。
県立西宮病院と市立中央病院の統合については、事務レベルでの協議が一定整い、県知事とは両病院の早期統合を目指して取り組んでいくことを確認したところです。今後は、議会のご意見をお聞きしたうえで市としての方針を決定し、両病院の統合再編にかかる基本方針の早期策定に取り組みます。
未来に向けた計画づくり
本市でも人口減少時代が見えつつある中、平成31年度を初年度とする第5次総合計画の策定を進めるほか、さらにその先の、例えば2050年の西宮の未来図の検討などにも挑戦したいと考えています。
また、本庁舎周辺に点在し老朽化が進む公共施設を再編し、これら公共施設群や公園・広場が一体となった緑あふれる西宮市の中心地区が、市民から愛され親しまれる都市空間となるよう、長期的なビジョンづくりを進めます。
また、本庁舎周辺に点在し老朽化が進む公共施設を再編し、これら公共施設群や公園・広場が一体となった緑あふれる西宮市の中心地区が、市民から愛され親しまれる都市空間となるよう、長期的なビジョンづくりを進めます。
むすびに
未来の西宮づくりは「OPEN!」であることでこそ、実現していくものと思います。「市民にOPEN!」、「市役所をOPEN!」からさらに一歩進んだ、「未来にOPEN!」への道を、「オール西宮」で、一緒に進んでまいりたいと思います。
あらゆるご意見、ご批判に真摯に向き合い、誇れるわがまち・西宮市をつくるために、全身全霊をもってこの職責にあたる所存です。
あらゆるご意見、ご批判に真摯に向き合い、誇れるわがまち・西宮市をつくるために、全身全霊をもってこの職責にあたる所存です。