新春企画 コロナ禍の2年を振り返って
「2022年はこんな一年にしたい!」
新型コロナウイルス(以下、コロナ)の感染者が、国内で初めて確認されたのが2020年1月16日。コロナと共にあったこの2年で、生活や仕事、教育、人とのつながり方など、多くのものが変化しました。今回はコロナ禍の2年間を振り返って「2022年はどんな一年にしたいか」をさまざまな人に伺いました。皆さんはどんな一年にしたいですか?
- 30代 パート職員
- 2歳になった我が子を、遠方に住んでいる祖父母にまだ会わせる事ができていません。2022年は「コロナが落ち着いたらね」を合言葉に会えなかった人たちとも、再会できたらうれしいなと思っています
- 80代
- 健康で、人と接する際笑顔を忘れずに…
- 70代
- 友達がたくさんできる年にしたい
- 50代 カフェ・サポーター
- 地域の中で、明るく楽しくつながり合って、笑顔の今日一日を大切にできる年になりますように…
- 20代 保健師
- コロナを気にせず、のびのび旅行したい
西宮市医師会
伊賀会長
医師会としては、ワクチンの3回目接種を全力で進めて日常を取り戻す、これに尽きます。2022年が「みんなが笑える一年」になるように、集団接種・個別接種ともに、引き続き市に協力し、着実に、かつ円滑にワクチンの接種を進めていきます。
- 20代 会社員
- 家族との時間を大切にする!
- 10代 小学生
- みんなで話しながら給食を食べたい
2021年全日本マーチングコンテストで金賞受賞!
上甲子園中学校 吹奏楽部
コロナ禍の2年で、部活動の停止や大会の中止を経験し、練習できること・大会に出場できることが、当たり前でなくありがたいことだと感じました。2022年も、先輩達と経験してきたことを生かして、周りの人への感謝を忘れず、充実した一年にしたいです。
- 30代 保健師
- 市民さんの笑顔が見える仕事がしたい
- 80代
- 何事もない一年を願います。健康に気をつけて楽しい年にしたいです
西宮・甲子園ヒーロー揚げ推進委員会代表
飲食店経営山崎さん
今年は、「五感で感じるリアルな人のつながり」を取り戻したい。この2年のコロナ禍は、お客様が激減。今も不安な日々が続いています。私たちは、お客様の笑顔と「おいしい」の言葉が元気の源です。安心して集まれる場所を提供したいです。
- 10歳未満 小学生
- お母さんとホテルやお店をまわったりしたい
- 40代 保健師
- 嵐のような日々がありましたが、心穏やかに過ごしたいです
にしのみや市民祭り協議会実行委員藤田さん
2020年は中止となった市民祭りですが、2021年は「市民の人が発表する場を設けたい」との思いから、何とかオンラインで開催しました。2022年は感染対策を行いつつ、コロナ前のように現地で楽しめる、「みんなの思い出に残る」お祭りを開催したいです。
- 40代 社会福祉協議会職員
- お祭り、お茶会、飲み会など、地域の中で楽しいことをいっぱいしたい!
- 30代 保育園事務
- 気兼ねなく出掛けられ、人と会える、笑顔の絶えない年にしたい
西宮コミュニティ協会 広報専門部会長
「宮っ子」編集員葛馬(かつらうま)さん
一時休刊した地域情報誌「宮っ子」ですが、各地域の編集員さんの頑張りで発行を再開できました。行事がなく人も集まれない中、「集まらずに作れて、読者に楽しんでもらえる企画を」と工夫しています。2022年も状況に対応しつつ、発行を続けていきたいです。
- 20代 アルバイト
- マスクがなくても生活できるように
- 30代 ファッションデザイナー
- 不死鳥魂で、心身の病に打ち勝つ
- 60代 会社員
- コロナに振り回されず、おびえず、でも侮らず冷静に対応できる力をつける年にしたい
2020年2月
対策本部会議を実施
2020年3月
本紙臨時号を発行
2020年4月
医療従事者に敬意を示す
ブルーライトアップ
感染防止対策を実施
2020年8月
PCR検査センター
開設
市や市立病院に
多くの寄附が寄せられた
2021年8月
にしきた接種会場を開設
ワクチン接種を実施
2021年10月
市民祭りをオンラインで実施
図表 市内新規患者発生数の推移(1日あたり)
1日最多151人 累計8529人 ※12月14日時点
【西暦・元号対照】2020年=令和2年、2021年=令和3年、2022年=令和4年
- 第一波 2020年4月
- 4月7日~5月21日 緊急事態宣言の本市対象期間
- 第二波 2020年7月~8月
-
第三波 2020年11月~2021年2月
1月14日~2月28日 緊急事態宣言の本市対象期間 - 第四波 2021年3月~5月
-
4月5日~24日 まん延防止等重点措置の本市対象期間
4月25日~6月20日 緊急事態宣言の本市対象期間
6月21日~7月11日 まん延防止等重点措置の本市対象期間 - 第五波 2020年7月~8月
-
8月2日~19日 まん延防止等重点措置の本市対象期間
8月20日~9月30日 緊急事態宣言の本市対象期間
月 | 日 |
国 県 市 |
できごと |
---|---|---|---|
1月 | 6日 | 国 | 中国で原因不明の肺炎、厚生労働省が注意喚起 |
16日 | 国内初の感染者を確認 | ||
31日 | 市 | 保健所電話相談窓口設置 | |
2月 | 10日 | 市 | 帰国者・接触者相談センター運用開始 |
27日 | 市 | 新型コロナウイルス感染症対策本部設置 | |
3月 | 1日 | 市 | 市内初の感染者を確認 |
3日 | 市 | 市内学校臨時休業。公共施設を休館 | |
24日 | 国 | 東京五輪・パラリンピック延期決定 | |
4月 | 13日 | 市 | 学校臨時休業に伴う小学生特別預かり開始 |
20日 | 市 | 保育所特別保育開始 | |
28日 | 県 | ゴールデンウイーク中の外出自粛を要請 | |
5月 | 7日 | 市 | 特別定額給付金コールセンター開設 |
22日 | 市 | みやっこ元気寄附金開設 | |
6月 | 1日 | 市 | 市立学校園、分散登校で再開 |
12日 | 市 | 児童扶養手当受給者に臨時特別給付金を支給 | |
24日 | 国 | 子育て世帯への臨時特別給付金を支給 | |
7月 | 9日 | 市 | 芸術文化公演再開緊急支援事業開始 |
22日 | 国 | Go To トラベル事業開始 | |
8月 | 17日 | 市 |
夏休みを短縮して、小・中学校の授業再開 PCR検査センター運用開始 |
28日 | 国 | ひとり親世帯臨時特別給付金支給 | |
9月 | 1日 | 市 | 市内民間文化施設の感染対策費補助事業開始 |
10日 | 市 | 新生児特別定額給付金 申請書送付開始 | |
10月 | 1日 | 市 | コロナ離職者就労支援事業「リワークにしのみや」開始 |
28日 | 市 | 妊産婦オンライン相談開始 | |
29日 | 県 | Go To Eatひょうごキャンペーン開始 | |
11月 | 1日 | 市 | 市内店舗キャッシュレスポイント還元事業開始 |
24日 | 県 | Go To Eatひょうごキャンペーン申込受付停止 | |
12月 | 1日 | 市 | ワクチン接種チーム発足 |
28日 | 国 | Go To トラベル事業適用を一時停止 |
月 | 日 |
国 県 市 |
できごと |
---|---|---|---|
1月 | |||
2月 | 17日 | 市 | 医療従事者のワクチン優先接種開始 |
3月 | 1日 | 市 | 新型コロナワクチン接種コールセンター開設 |
19日 | 選抜高校野球大会 甲子園球場で2年ぶりに開幕 | ||
4月 | 2日 | 市 | みやっこ こころのサポートダイヤル開設 |
5月 | 17日 | 市 |
医療従事者以外の人へのワクチン接種開始 一時支援金の実施 |
6月 | 7日 | 国 | 自衛隊大規模接種センターの対象に兵庫県追加 |
21日 | 県 | 県大規模接種会場(中央体育館)でワクチン接種開始 | |
7月 | 23日 | 国 | 夏季五輪東京大会が開幕 |
8月 | 4日 | 世界の感染者数2億人超え | |
6日 | 国内の感染者数100万人超え | ||
24日 | 国 | 夏季パラリンピック東京大会が開幕 | |
9月 | 25日 | 市 | 接種対象者の65%にワクチン2回目接種完了 |
10月 | 22日 | 県 | Go to Eatひょうごキャンペーン食事券利用自粛解除 |
23日 | 市 | 「にしのみや市民祭り」をオンラインで開催 | |
28日 | 市 | 接種対象者の80%にワクチン2回目接種完了 | |
11月 | 8日 | 県 | 「ふるさと応援!ひょうごを旅しようキャンペーン」 予約開始 |
29日 | 市 | 中小事業者応援給付金の支給申請受付開始 | |
12月 | 1日 | 市 | 医療従事者のワクチン3回目接種開始 |
27日 | 国 | 子育て世帯臨時特別給付金を支給(予定) |
ポストコロナのその先へ
2021年12月時点では、市内の感染者数は比較的落ち着いていますが、これは、市民・事業者の皆さんからの多大なご協力によるもので、感謝の思いでいっぱいです。
一方で、コロナ禍の影響により、地域のつながりが希薄になってしまった部分もあり、歯がゆく思うとともに、人と人のつながりの大切さを改めて感じています。
今後、新型コロナが再拡大したとしても、市民の皆さんと一致団結して課題・困難に立ち向かうことで、明るい未来、明るい西宮を築いていくことができると信じています。
今年もよろしくお願い申し上げます。