緑のカーテン
更新日:2022年6月4日
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緑のカーテンとは
『緑のカーテン』とはネットを張り、つる性の植物をはわせ、日よけにする植物のカーテンです。
建物や室内の温度を下げ、エアコンの消費電力も抑えることで、省エネや節電につながり、地球温暖化防止の効果が期待されます。
また西宮市が表明した『ゼロカーボンシティー※』にも効果が期待されます。この取り組みを進めるため、小学校をはじめとした公共施設にゴーヤやアサガオの苗を支給し、『緑のカーテン』の普及啓発を行っています。
※2050年にCO2を実質ゼロにすることを目指す旨を首長自らが、または地方自治体として公表した自治体のことです。
緑のカーテンの効果
1.蓄熱防止
直射日光を遮ることにより、熱を遮断し、緑のカーテンの内側の温度を下げることができます。
2.放射熱の抑制
壁や窓などの表面温度上昇を抑え、放射熱も小さくします。
3.天然のエアコン
葉っぱの蒸散作用(大気中へ水蒸気を放出する現象)により空気中の熱を奪ってくれます。
4.省エネ、節電
室内温度が下がることエアコンなどの使用を控え、結果、室外機による放熱を抑えられます。
また節電にもつながります。
おすすめの植物の紹介
セイヨウアサガオ
1つの花径に3~5花をつける西洋系のアサガオです。花が咲きずらくなるので、照明灯の近くで育てるのは避けましょう。
苗の植えつけ:5月ごろ 開花:8月~9月
ルコウソウ
切れ込みの入った繊細な葉とつるの草姿、五角形や星形の鮮やかな赤い花が魅力です。追肥や摘心をマメに行い、ボリュームを出すように栽培しましょう。
種まき:5月ごろ 苗の植えつけ:6月ごろ 開花:7月ごろ
フウセンカズラ
初夏ごろから小さい白い花が咲き、風船のような果実がなります。また、高さがそれほど出ないため、ゴーヤやアサガオなどと組み合わせて栽培しましょう。
開花後にできる種は、黒い球体に可愛いらしいハート模様があります。
種まき:5月ごろ 苗の植えつけ:6月ごろ
ゴーヤ
暑い夏でもよく葉を茂らせ、果実をたくさんつけるため『緑のカーテン』といえばゴーヤというくらい人気の高い植物です。根がよく伸びるので、大型のコンテナを使用しましょう。
種まき:5月下旬 苗のうえつけ6月 収穫:7月~9月
トケイソウ
花色、花形とバラエティーさに富んだ植物であり、生育適温も10~35℃と幅広く地域を選ばず栽培できます。夏までに緑のカーテンにするために、購入するときは大苗を選ぶとよいです。
苗の植えつけ:4月ごろ 花期:9月上旬ごろ
緑のカーテンの片づけと種採り
秋も深まると『緑のカーテン』の植物も葉が黄色くなってきます。片付けの時に種を採ってみましょう。種の収穫の楽しみがまだ残っています。
採った種は次の年の『緑のカーテン』に利用できます。たくさん採れますのでぜひ、みなさんに種をおすそわけしてみてください。
新たな「緑のカーテン」を西宮に広げていきましょう。
緑のカーテンをつくろう
『緑のカーテン』をつくるためのパンフレットです。参考にしてみて下さい。
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