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貴重な動・植物

更新日:2012年12月27日

ページ番号:13417692

 武庫川水系の岩崖や甲山周辺の湿地では、比較的珍しいチョウ・トンボの生息が確認されています。岩崖には、ホシミスジ・クロツバメシジミ、湿地にはヒメヒカゲ・ウラナミジャノメ・ヒメアカネ・ハッチョウトンボ・ヒメタイコウチ等が以前に発見されています。しかし、近年、生息環境が変化し、今ではほとんど見かけられなくなった種もあります。
 一方、植物群落としては、山の斜面や谷間にできた中間湿原に属する甲山湿原は、規模的、質的にすぐれて貴重性の程度が高く、全国的価値に相当するものです。植物種としては、湿原初期のモウセンゴケやミミカキグサ、中期のオオミズゴケやサギソウ、後期のヌマガヤやノハナショウブなどが生育しています。また、湿原のほかに、コジイ群落として山口町の公智神社林(市天然記念物)、塩瀬町の名塩八幡神社林があり、ヒメユズリハ群落として甑岩町の越木岩神社林(県天然記念物)があります。
 これらのほか開発により生息環境が改変される地域に貴重な動・植物が生育している場合には、事業者において生息環境等を調査し、移植ならびに生息環境の整備の指導を行い、生き物の生息環境の保全・創造に努めています。

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花と緑の課

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