カラス被害対策の結果を報告します
更新日:2023年2月3日
ページ番号:54002013
カラス被害対策業務報告
西宮市では、市民がカラスと共存しながら、安全・快適に都市生活を営んでいくために、基本的な対策として、ごみ対策を継続的に実施しております。平成29年度より、さらに踏み込んだ対策として、次の対策を実施しております。
カラス写真
- カラスが攻撃的になる繁殖期の巣を撤去しました。
- 市内のカラスの生息数を調査しました。(平成29年度、平成30年度実施)
- タカによるカラスの追払いを実施しました。
カラスの巣の撤去及びタカによるカラスの追払いは、継続して実施する予定です。
1.カラスが攻撃的になる繁殖期の巣の撤去
カラスは繁殖期(4月から7月)に、巣の近くを通る人を攻撃してくることがあります。(カラスのみならず生き物の多くは、子どもを守るために敵に向かっていきます。)そのため、市民の安全を確保するため、人を攻撃してくるカラスの巣を高所作業車等を使用して、撤去しました。
実施場所は、市内の国、県、市が管理する敷地内及び市の指定する場所です。
民間の土地や施設については、その管理者に撤去のお願いをしています。
カラスの巣
巣撤去作業
2.市内のカラスの生息数を調査(平成29年度、平成30年度実施)
カラスは、冬季の夜間に集まって眠る「集団ねぐら」を形成します。この「ねぐら」に集まる個体数を数えることで、その地域に生息する個体数を推定します。
南部地域(図1)の住宅地において、カラスの生息数調査を実施しました。(北部地域においては、山間部が多く数の把握が困難なため、また、カラスが本来生息する地域ですので、生息数調査は実施しておりません。
調査方法は、予備調査で「ねぐら」を特定し、その「ねぐら」において生息数調査(1回目)を実施し、その後、タカによるカラスの追払いを実施して、2回目の生息数調査を実施して、その効果測定を行いました。
図1
生息数調査結果(平成29年度、平成30年度実施分)
平成29年度 | 平成30年度 | |||
---|---|---|---|---|
調査場所(ねぐら) |
1回目(羽) | 2回目(羽) | 1回目(羽) | 2回目(羽) |
神戸女学院岡田山キャンパス周辺 | 627 |
759 | 570 | 1(注1) |
廣田神社周辺 | 312 |
3 | 21 | 144 |
武庫川女子大学上甲子園キャンパス |
8 |
11 | 1 | 0 |
高塚山 | 4 |
0 | なし(注2) |
なし |
西宮神社 | 15 |
10 | 107 | 13 |
甲山森林公園 | なし |
なし | なし | 127(注3) |
合計 |
966 |
783 | 699 | 285 |
(注1)実際は、数十羽の「ねぐら」入りがあったと予想されます。
調査員の死角(低空)から「ねぐら」入りしたと考えられます。
(注2)高塚山は開発により「ねぐら」ではなくなりました。
(注3)平成30年度2回目の調査で確認された「ねぐら」です。
3.タカによるカラス追払いを実施
カラスによる被害の効果的な対策として、カラスの餌場となっているごみステーション、カラスが集団で夜を過ごす「ねぐら」等で、タカによるカラスの追払いを実施しました。
タカ写真
カラス被害対策業務報告書
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