【北夙川分署】西宮消防署で救急合同想定研修(西宮ラリー)を実施しました!
更新日:2025年3月9日
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令和7年3月5日、北夙川分署が主催し、救急合同想定研修を実施しました。
この研修は、救急現場での対応能力を向上させるため、北夙川分署救急隊が計画したものです。
西宮ラリー
目的
令和6年中の救急出動件数は令和5年の28,686件から765件増加し、29,451件と過去最多を更新しました。
そのような中、複雑多様化する救急現場活動に対応するため、救急隊員の知識及び技術を向上させる「学びの場」を創設する必要があると考え、企画・立案から実施調整に至るまでを救急隊員が中心となって行い実現したもので、指導的立場の救急救命士が様々な想定を出し合い、救急隊員が順番に実施する「ラリー形式」で行ったことで、様々な救急事案への対応能力の向上が図られました。
また、各医療機関の医師等が参加、協力することで、地域医療機関と「顔の見える関係」を強化をすることができました。
西宮ラリー
4チーム(1チーム3~4名)を各消防署から募り、4つの想定を順番に実施しました。
実施隊員には事前に想定内容が伝えられない「ブラインド型」と呼ばれる研修で、活動に対して採点は行わず、実施した想定に対する各活動隊への「フィードバック(振り返り)」を重視したものとし、想定での体験を基に各隊員の知識・技術の向上を図りました。
想定はいずれも難しいもので、中には「心肺停止状態の傷病者に対応中、救急隊長が倒れる」というものや、阪神淡路大震災から30年の節目ということもあり、震災でがれきの下敷きになった傷病者への対応を想定したものもありました。
また、西宮市消防局職員だけでなく、医師や看護師、他市消防本部の職員の皆様も見学に来場されていました。
交通事故
中毒症状
心肺停止
震災対応
今後も高齢化の進展や、環境及び生活様式の変化を背景として、より一層の救急需要の増大及び多様化が進むことが想定されます。
そうした状況の中にあっても、市民の皆様の安心・安全な生活を守るため、日々知識・技術の向上に励んでいきます。
市民の皆様におかれましても、引き続き救急活動へのご理解、ご協力をお願いいたします。