令和元年度「親子で環境学習バスツアー」~トレジャーハンターといっしょに液晶テレビの宝探し~
更新日:2023年4月6日
ページ番号:36640439
見学日:令和元年8月2日(金曜)
見学地
- 西宮市西部総合処理センター/リサイクルプラザ(西宮市)
- パナソニックエコテクノロジーセンター(加東市)
パナソニックエコテクノロジーセンター
西宮市西部総合処理センター
概要
『親子で環境学習ツアー』~トレジャーハンターといっしょに液晶テレビの宝探し~
小学校4年生から6年生までの親子による資源循環型社会について学ぶ環境学習ツアーです。
西部総合処理センターでは、私たちが出したごみがどのように処理されるかを見学し、その後、家電リサイクル工場である、兵庫県加東市のパナソニックエコテクノロジーセンターに赴き、使用済み家電の中から様々な資源(マテリアル)を取り出し、再び新しい商品に生まれ変わる様子を見学しました。
今年は、8月2日に実施し、13組(26名)の親子に参加頂きました。
集合場所はアミティーホール前で、予定時間より少し遅れ9時00分に処理センターへ出発。
車両は管財課のマイクロバス(定員33名)を利用しました。
※トレジャーハンターとは、家電の中から様々な資源(宝)を取り出す人
スケジュール
8時40分:西宮市役所集合
9時:西部総合処理センター
施設見学
- 施設部職員より説明
- もやさないごみピット、粗大ごみピットの見学
- 手選別の見学
- リサイクルプラザの見学
11時
昼食・休憩
11時40分
パナソニックエコテクノロジーセンターへ出発
13時20分
パナソニックエコテクノロジーセンターに到着
(家電リサイクル工場)
- 施設内見学
- 見学フロア
15時
32型液晶テレビ解体・組立体験
- 記念撮影
15時30分
トレジャーハンターと写真撮影
15時45分
パナソニックエコテクノロジーセンター発
17時15分
西宮市役所到着、解散
西部総合処理センターの見学
西宮市西部総合処理センター
2F会議室で施設の方から説明を聞いています。
ごみピットの見学
リサイクルプラザの見学
児童13名のうち11名が4年生で社会科見学で施設見学経験者もいたことから、初めて処理施設見学する保護者のほうが熱心に見学されていました。
- 西部総合処理センターのみなさんありがとうございました。
パナソニックエコテクノロジーセンター、見学・液晶テレビ解体・組立体験
バスは玄関口に到着。2Fのフロアへと上ります。
はじめに、担当の藤原さんから見学の趣旨や流れ、プログラムなどの説明がありました。
次に、工場内を見学します。
【見学フロア】
見通しの良い2Fフロアから整理整頓されたリサイクルラインを一望しながら、各行程の作業内容や詳しい技術について、パナガイド(ワイヤレス受信機)を耳につけて解説を聞きました。
家電ごとに異なるカラーに塗り分けられたラインでは、熟練のチームワークで次々と作業が進んでいきます。
各リサイクルラインは、テレビはピンク、洗濯機はブルー、エアコンはオレンジ、冷蔵庫はグリーンと商品ごとに明るい色合いでカラーリングしています。これは、工場見学者に対する配慮や働く人の作業の効率化と事故防止のために、そして明るい気持ちで働けるようにという思いが込められています。
廊下には、地域の小中学生の訪れた感想文の紹介なども張り出されています。
金属やプラスチック類を風や磁石などを利用しさらに細かく分別するための実験が行われました。
工場内写真は、パナソニックエコテクノロジーセンターホームページ(外部サイト)
いよいよ分解と組立です。分解と組立時間は、約1時間。
パナソニックエコテクノロジーセンターのトレジャーハンター(宝を探す人)と一緒に「液晶テレビ」の分解と組立をし、工具の使い方や機器の仕組みを学びながら液晶テレビの宝探しをするプログラムです。
トレジャーハンターは、危険がないように児童たちを見守りつつ、基盤回路や各種部品の役割を教えながら、児童たちの質問に答えるといった役目を担います。
主役はあくまで児童たち。トレジャーハンターの指導を受けて分解を進めるのではなく、児童たちは興味のままに分解と組立を進めていけるように笑顔でアドバイスしてくれています。
会場に集まった児童たちが割り当てられた席に座ると、前もってトレジャーハンターに用意してもらった液晶テレビが各テーブルに置いてあり、作業着・ゴーグル・ドライバーなどの工具類がスタンバイしてあります。
それを見た児童たちは、今から何が起こるのか少し不安げな表情でしたが、すぐに分解できると思って目を輝かせています。
前もってトレジャーハンターに用意してもらった液晶テレビを分解しています。
保護者と子供たちが二人三脚で取り組んでいました。皆さん興味津々でした。
分解後は、基盤など「回収ボックス」へ、まるで宝探しをしているかのように液晶テレビをバラバラにしていきます。解体が終われば、次は組立をしますがなかなか苦戦していました。
最後にみんなで記念写真を撮りました。
みんなハンターのポーズが決まっていますね♪
児童たちにとって、そして周囲で見守っていた保護者の皆さんにとっても、初めて知ることが多い濃密な時間だったと思います。
トレジャーハンターのみなさんありがとうございました。
参加者からの感想
Q、どんなところが楽しかったですか?
【児童から】
- テレビを解体したりするのが楽しかった。(4年女児)
- 普段見ることができないところを見たり体験させてもらえてとても新鮮でした。(5年女児)
- プラスチック分別を磁石で分別する機械を詳しく見れた。説明もよく聞こえてわかりやすかった。(6年男児)
【保護者から】
- 体験型は楽しかったです。
- 親子で一緒に学習できるところです。
- Panasonicのセンターの中が充実していた。
Q、感想・意見
【児童から】
- ごみ処理場はとてもクレーンが大きくてびっくりしました。あのクレーンを操作したいと思いました。(5年女児)
- ただのリサイクルではなく、宝探しやトレジャーハンティングと例え、とても分かりやすかった。(6年男児)
- もっといろいろな物の解体をしたいです。(4年女児)
【保護者から】
- 先日、大型ごみで出したプラケースがごみとして処理されず、リサイクルコーナーにあったのでうれしかったです。
- ごみを増やすことの怖さ、分別の大切さを実感しました。
- 初めて見ることがたくさんあって楽しかったです。