西宮市立郷土資料館第30回特別展示「西宮の古文書―岡本家文書の世界―」
更新日:2018年2月24日
ページ番号:41672946
2014年7月26日資料提供
第30回特別展示「西宮の古文書-岡本家文書の世界―」
開館以来、毎年開催している特別展示。今回は、西宮市指定文化財「岡本家文書」を全点展示し、近世文書をとおして江戸時代の村落(地域社会)を紹介します。
期間
平成26年7月19日(土曜)から8月31日(日曜)
休館
月曜日
場所
西宮市立郷土資料館(川添町15-26)
観覧料
無料
ダウンロード資料
展覧会の概要
1:趣旨
西宮市指定文化財「岡本家文書」は、西宮地方の近世(江戸時代)村落を知るのに不可欠な古文書で、質・量とも阪神間では類をみない歴史資料である。尼崎藩政の組織である大庄屋・庄屋として残された公的文書、農業経営や日々の生活の様子がわかる私的な文書など、内容は多岐にわたっている。
市民が地域史を学ぶのにも最適な資料であるが、独特のくずした文字が簡単に読み取れないため敬遠されている。
本展覧会では、少しでも古文書に対する垣根を取り去り、身近な歴史資料=文化財であることを紹介し、古文書を未来へ護り伝えていくという意識を高めてもらいたい。
2:会期
平成26年(2014年)7月19日(土曜)から8月31日(日曜)
3:開催場所
西宮市立郷土資料館(西宮市川添町15-26 電話:0798-33-1298)
4:主催
西宮市立郷土資料館
5:展示構成
(1)岡本家文書
(2)尼崎藩大庄屋
(3)大庄屋日記
(4)大庄屋の多様な側面
(5)阪神淡路大震災
6:展示資料
指定文化財「岡本家文書」全点(68合)、阪神淡路大震災後救出された近世・近代文書および文書の収納箱等、約5万点。
7:入館料
無料
8:関連行事
(1)講演会 平成26年8月6日(水曜)15時から16時30分
講師:志村洋(関西学院大学教授)
演題:大庄屋と村 古文書から読み解く地域社会
(2)講座 平成26年8月6日(水曜)13時30分から15時
講師:衛藤彩子(当館職員)
演題:「尼崎城門の通行手形-岡本家文書でみる「御門通札」の発行と変遷-」
(3)展示解説会 平成26年8月9日(土曜)10時から11時/平成26年8月16日(土曜)10時から11時
9:休館日
月曜日
岡本家文書について
所在地
西宮市川添町15-26(郷土資料館保管)
所有者
岡本紀士生
市指定
昭和54年3月20日
岡本家は、近世初頭から尼崎藩領摂津国武庫郡上瓦林村の庄屋を勤め、3期にわたって大庄屋を勤めた。同家には、庄屋・大庄屋を勤めた江戸時代全期にわたる膨大な各種史料が68合の箱に収められていた。政治面では、尼崎藩政、経済面では西摂地方のことを広くうかがわせる。ことにこの地域が当時における日本の最先進地帯たる大阪周辺農村であっただけに、その史料的価値はきわめて高いものがある。
主なものをあげると、藩政資料である「諸事御用向留帳」(元禄5年=1892年から明治4年=1871年)81冊、「大庄屋日記」(文政5年=1822年から安政3年=1856年)50冊。農業経営簿である「万覚帳」(享保12年=1727年から明治元年=1868年)122冊などがある。
『新西宮の文化財』より抜粋
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