このページの先頭です

平成27年7月14日 市長定例記者会見

更新日:2020年4月3日

ページ番号:19511934

2015年7月14日資料提供

【発表項目】

(1)電話による健康・医療相談「ハローにしのみや」について
(2)「名塩道路」の開通について

ダウンロード資料

【会見の要旨】

1.電話による健康・医療相談「ハローにしのみや」について
【市長説明】
 市民の健康保持と緊急時の不安解消を図ることを目的として24時間の電話サービスを7月1日から開始しております。24時間年中無休で無料です。突然の怪我や病気のときに、どういったところに相談したら良いのかという不安をお持ちの方が結構多いです。西宮市で言うと、今年から深夜の小児医療を他の市に依頼していますように、夜中に医療機関に掛かれないというような声も多いです。そういう中にも深刻な案件については「119」をしてくださいというのは引き続きそうです。ただ、「119」に掛けるほどでもないけど、ちょっと相談したいとかいう案件に対して電話のサービスをさせていただくことにしました。
 軽微な症状であるとか、相談することによって安心感が増すとか。そもそも「今、受診できる病院はどこにあるかというのはどこに載っているのか」というようなこともよく言われます。この電話に相談していただければ、「いまこういう症状なんだけれどもどこか病院が開いていませんか」と聞いていただければ、すぐにご案内できます。
 そういった事にご利用いただけるということでオープンしました。
 緊急の場合のみならず、それこそ「相談したい」と、例えば「子供が生まれた」とかお年寄りご自身、ないしはその介護をされているお年寄りの容態についてとか、お薬について「たくさん貰ってきたけど、どうしたものか」とか、「身体の痛みが続いているけど病院に行ったほうがいいのか」、「子供が○ヶ月になったが○○をあげても良いものか」というようなご相談についてもどんどんして頂ける、そんな健康・医療相談についての電話番号を開設します。もちろん無料ですし、24時間年中無休で看護師、医師などが相談に応じます。市内の方であればどなたでもご利用可能で、携帯電話での利用も可能ですので、例えば市内の方が旅行や出張で市外に居る場合でもご利用いただけます。市内の方が市外にキャンプに行って蜂に刺されたとして「蜂に刺されたけどどうしたらいいのか」と、市外のキャンプ場から携帯電話で掛けていただくとすぐに対応できます。また、出張で東京にいらっしゃるというような時に「お腹が痛い、こんな症状で・・・」といった時に携帯電話でご相談いただけます。国内であれば。海外からは使えません。国内であれば旅行中、出張先からでもご利用可能ですが、ただし非通知の設定は解除してください。もし記事にしていただけるならそのように書いていただきたいです。
 先ほどから申し上げていますが、病気や怪我の治療、家庭での応急処置について、医療機関での受診の目安、気になる身体の症状、出産や育児、介護など。専門家や事業者でもない限りは、やはり自分の子供を産んだばかりであれば子供を育てるのは初めてのことですし、ご自身が高齢化するとしても高齢化するのは初めてですし、当たり前ですが。やはり相談できるところがあればすごく良いです。あとは受診可能な医療機関の情報提供ですね。「今開いている病院はどこですか」と。また「こんな薬は併せ飲みしてダメじゃないのか・・・別の病院からもらったんだけど」と、そんなことも聞いて頂けます。市内在住者限定のサービスですので、「西宮には無料の電話相談があるらしい」ということで、他市の方からたくさん掛けられても困るので、電話番号は市政ニュースや7月25日に改めてお配りするチラシやステッカーでご覧になってください。これは市内限定サービスですのでご理解ください。もちろん、保健予防課への問い合わせでも可能です。

【質疑】
記者:番号を知れば、伊丹や尼崎の方でも掛けてくると思われるが、市内在住者と特定する方法はどうするのか。住所を言わせるのか。
市長:お電話を頂いたときに、住所と氏名を頂戴します。
記者:所・番地まで聞くのか。
市長:そこまで聞きません。町名まではお聞きします。
記者:体制はどのようなものか。
市長:基本的に看護師と医師です。
記者:何人で対応するのか。
市長:これはこういう事業者があるんです。
記者:委託をしているということか。
市長:そうです。例えば西宮で医師会さんにお願いしているとか、中央病院でやっていますとかではなくて、こういう事業者さんに委託しています。
記者:では体制については詳しく分からないのか。
市長:はい。ただ、掛けて頂いたときに繋がらないとか、いつまでも待たされるとか、そういったことは、ほぼ無いです。
記者:何回線あるのか。
市長:回線数まではわからないです。ただ、他自治体でも実績がありますので、その範囲でのことはご対応いただけるはずです。もちろん、いくら掛けても繋がらないとかの問題が頻発するようであれば、当然、うちとの委託契約のなかでお話しをさせて頂くことにはなります。
記者:西宮のことを知っている業者なのか。
当局:コールセンター自体は大阪と東京にあります。事業者が細かいところまで把握はしていないのである程度の範囲内でという形になります。
市長:小児救急輪番とか、今日はどの病院でやっているとかいうことは、ちゃんとご理解されていると思います。例えば「津門西口町から一番近い産婦人科はどこですか」と聞かれても困るとは思いますが。
記者:1日から始まっていますが、今までどのくらい掛かってきていますか。
当局:10日までで420件ほどです。
記者:これは「119」への通報を減らす効果も狙ったものか。
市長:それを狙ってではないが、今までの西宮市民は自分で調べて自分で行くか、どうしようもなかったら「119」するしかない。その間が無いのか、というようなところだと思うんです。案件としてはそこが一番多いはずで、「119」して救急車に乗ったがたらい回しにされたというような案件は西宮ではほぼ無いはずなんです。診療機関でもそうだと思うんですが、命に関わるというほどのことでも無いという案件は多いと思います。しかもそれは掛かっている患者さんご自身も他に無いから「119」した方が多いと思います。
「119」を減らすぞ、と思ってやっているわけではないですけれども、住民の方にとっては「119」をしなくて済むというのはメリットではないかなと思います。もちろん、そうなるとすれば医療機関も、本当に必要なところに「119」の対応ができるわけですし。
記者:他の都市で同様の電話相談をしているところはありますか。
市長:伊丹と猪名川でやっていますね。
当局:合同に近い形でやっています。

2.「名塩道路」の開通について

【市長説明】
 国道176号線ですが、大変混雑します。生活道路かつ通過交通です。ご存知だと思いますけども、宝塚の駅のほうから西宮の北部を横断して三田のほうへ抜けていくイナロク(176号線)ですけれども大阪中心部と北近畿を繋ぐ幹線道路でありながら生瀬、名塩、山口、それぞれの北部の村落にとっては生活道路でもありました。なので、危ないのと慢性的に渋滞していますね、というのがあって、そのバイパス工事を進めてくれています。
 今回、その中でも「名塩工区」と呼ばれる工区、塩瀬町名塩の村落をバイパスする部分の1.4キロが7月26日の14時に4車線で開通します。そういったご案内です。
 地元のお祭り的イベントは7月12日にやりました。地域からだんじりも出して頂いて、地域としては大変歓迎すべきことですので、皆でウォーキングしましょうという感じでやりました。
 そして、今度、7月26日の14時に開通ですのでその日の朝10時に正式な式典、これは近畿地方整備局兵庫国道事務所、要は国交省ですが、兵庫県、西宮市、3者共催で行います。催しとしては12日のイベントに関するビデオを上映してみたり、消防音楽隊も出ます。そしてテープカットやくす球といったものもあります。そういう開通式典を行いまして、開通させていただきます。
 先ほど、事業について申し上げましたけれども、昭和60年に事業化して61年度から工事着手していて随分時間が経っています。地元からも「あそこ、何とかならないか」と常にお声として頂いていたものです。何とか、その中でも10.6キロのうち、今回は合計で6.9キロ、65%に値する部分が共用できていることになります。今回オープンするのは1.4キロ分。しかも一番、村落の真ん中を通っていたところですので。効果としては2万4千台が通っている「名塩道路」ですけれどもそのうちの9割はバイパスに飛んでくれるだろうと想定しています。それによって村落部分での事故の減少とか、通学路でもありますので、安全の確保もできるでしょう。大型車両も多く通ってましたので、村落の環境、排気ガスなどの改善も期待できます。これで全部ではなくて、先ほども申し上げましたが65%が供用ということで、残っている部分がありまして、ひとつは今回供用した部分よりも東側の生瀬工区、今回供用した部分よりも西側の東久保工区、2つの工区がまだ残っております。特に生瀬工区に関しては、大雨が降ると、武庫川のすぐ際になりますので、簡単に通行止めになってしまうんです。そこが通行止めになると生瀬の村落から名塩の村落に行けなくなってしまうんですね。やはりボトルネックになりますので、今後は、今回、26日に名塩工区がオープンすることをお祝いしつつ、あとの生瀬工区、もちろん東久保工区も含めて、国に対する働きかけは引き続き、続けていこうと思っています。

【質疑】
記者:市の事業、例えば沿道の美化とかはあったのですか。
市長:道路関係に関してはないです。ただ、地元への対応というところで、間に入ったりということはあります。
当局:用地買収などにおいて国交省に同行したり、今回は墓地の移転があったのですが、その墓地の造成工事については市のほうでさせて頂きました。
記者:では、通学路のカラーリングなどの整備を同時に行うということはないのですか。
市長:ないですね。旧道についても今後、何もすることはないはずです。
当局:今後、旧道の引継ぎについてですが、地元市が引き継ぐのが一般的ですので、今後、どういう形で引き継ぐのかは国交省とお話をさせて頂きたいと考えています。
記者:今後というのは、26日に国から引き継ぐのですか。
当局:バイパス部分が供用されたらすぐに引き継ぐのではなく、しばらく国交省に両方を管理して頂くことになります。
市長:「バイパスも通っていることですし、ここを市道にしませんか」、というような話が国から来て、ということですよね。具体的に何をどう引き継ぎましょうとか、引き継いで頂くにあたって、最初にこういうのは直しておいてくださいとかは、そこから以降でさせて頂くことになると思います。

3.自由質疑
記者:15日に与党側が安保関連法制を委員会で通過させる見込みのようですが、安保法制自体の評価、審議の進め方の評価とか、それが実現した後の日本の捉え方、というところで意見があればお聞かせください。
市長:議会でもその手の質問に対しては全部同じ答弁なんですけれども、すぐれて国にご検討いただく内容だと思っているので、西宮市として、ないしは西宮市長・今村岳司としてお話すべきことは何もないです。
国のほうで「制度がこうなりました」「法律がこうなりました」ということがあれば、それに基づいて西宮市がすべきことをきちんとするというのが西宮市の立場だと思っておりますので、西宮市から特に何もないです。これは何も「国のことは全て国なのか」ということではなくて、安保法制という政治課題について、西宮市が他の市と比べても、自治体として特別に関係性がある政策アジェンダではないと思っています。例えば、「米軍基地がうちにあります」、とか「うちには軍港があって米軍の軍艦が結構来ます」とか。そういうことであれば「国の決めることですよ」とは言い難いと思う。国がもしこうなるとしたらうちの街はこうなるし、国がこういうふうに決めるとしたらうちはこうなるよね、というのが、他の市と比べれば影響が極めて大きいという案件については「それは県でしょ」「それは国でしょ」と言うわけにはいきませんが、この案件に関して特別に西宮市が他の市と比較してなお、その法制度、その政治活動からの影響が強いというふうには特に思っていません。県がしていただく事業ひとつをとっても、例えば津波対策となればうちは関係あると。但馬よりは、こっちは関係あると。となれば、それに対して県にものを言ってみたり西宮市としての意見を言ったり、あると思うのですけれども、今回の案件に関しては、そういう意味を以ってしても西宮市として特別にコメントをすべき案件というふうには考えていません。

PDF形式のファイルを開くには、Adobe Acrobat Readerが必要です。
お持ちでない方は、Adobe社から無償でダウンロードできます。
Get Adobe Acrobat Reader(新規ウインドウで開きます。)

お問い合わせ先

広報課

西宮市六湛寺町10-3 西宮市役所本庁舎 4階

電話番号:0798-35-3400

ファックス:0798-35-3449

お問合せメールフォーム

本文ここまで