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令和2年1月6日 市長定例会見

更新日:2022年5月11日

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発表項目

はじめに

  1. 中核市連携シンポジウム「NATS0(ナッツゼロ)」の開催について
  2. 子ども未来カフェを開催します~子育て世代を中心とした市民会議~
  3. 西宮震災記念碑公園に記帳所を設置
  4. その他

はじめに

市長:皆さん新年あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。定例の会見ということですが、昨年私にとって初めてでしたけども、1月の後半に粛々とやっていたものですから、やはり年初は年初にやろうということで、今日にさせていただきました。そして、いつも様々なお話、課題についてはいたしますが、それは後ほどとしてですね。まずは今日、例年のように西宮市においても、幹部職員に対する仕事始め式を行いました。我々にとって仕事始めというのは、年初の心合わせというようなこともありますので、私も大変意義のあることと思いまして、意識をして続けているということであります。そこで大きく申し上げたことは2点であります。
一つは昨年、西宮市において多くの不祥事が表に出てしまうというようなことがございました。一つひとつの事案に対する対処、対応、処分などは大方一区切りを迎えて、若しくは迎えつつあるものもありますが、しかしやはりこれだけ出たということは、市役所の一人ひとりの対象となった職員の問題という以上に、市として今日まで我々が続けてきた文化とかですね、市役所の風土、若しくは仕事のやり方、こういうことにも課題があったと考えるのが私は普通じゃないかと思います。そういう意味では当然コンプライアンスの徹底、再発の防止はもちろんですが、こうした不祥事とは無縁の、そして前向きにみんなが仕事に取り組む意欲的な組織に変えていくというのが今年の大きな市役所全体の目標であり、私が掲げていく一つの大きな旗である、ということであります。それに向けてですね、幹部職員とともに心合わせをしたい、というのが一つ目です。
もう一つが、私が市長になって1年と8か月が経ちましたけれども、1年8か月経ってですね、役所の仕事の難しさなどを感じることが、より強くなってきたところであります。一方で、役所という特性もありますので、それも少しずつ理解をしながらでありますが、ただやはりスピード感、区切り感というのはですね、どうしてもちょっと役所独特の時の流れ方があるのではないかと。つまり、予算決算という1年のベースで回ってはいますけれども、しかし逆にそれが新たな事業を起こすにはですね、4月からでないとスタートしにくいとかですね。あとは、何らかの積み上げで丁寧にやるということが、結果として時間だけがかかってしまうということもあるわけです。この1年間を、来年の同じ時に自分はどれだけ仕事を前に進めることができたかと自問して、いい仕事ができたと言ってもらえるような1年にしたい。1年勝負という気持ちでやってもらいたい、というようなことを申し上げました。そのためには1年だけではなく、このひと月をどう頑張るか、今日1日をどう頑張るか。こういうことでですね、粛々と惰性で仕事をするのではなくてですね、目的達成ゴールそれぞれ柱を立てて1年間それぞれ頑張ってもらいたい、もちろん私もそうです。そういうようなことを申し上げたところであります。そうした思いがですね、職員の顔をみて、しっかり伝わったかな、と思っているところであります。また、その先頭に立つ者として、しっかりとやってまいりたいと思います。

1.中核市連携シンポジウム「NATS0(ナッツゼロ)」の開催について

市長:資料をお配りしておりますけれども、令和2年4月1日に吹田市さんが中核市に移行されるということであります。吹田市さんの呼びかけでですね、4つの中核市が並ぶということになるわけです。それは全国的にも例が無いようであります。西宮市、尼崎市、豊中市、吹田市が隣接をすると。こういう中でですね、今後は府県の枠組を越えた連携の方法を探る、そのためのシンポジウムであります。吹田市から声掛けがあって、開催をすることになります。1月25日、吹田の大阪学院大学でおこなわれるというようなことであります。吹田の後藤市長が、正直最初は私もナッツはよく分からなかったのですが、ピーナッツの形をしているとか、私は鶏に見えるのですが。ナッツの頭文字が、NATSというようなことで、後藤市長について行っているというようなことであります。既に懇親会や意見交換などをさせていただきました。これ面白いなと思いましてですね、中核市となると宮崎市とか長野市とか函館市とか地域の中核市、というようなことで30万~50万規模であります。ただ一方で、我々のように大都市の周辺に中核市があるということで、この4つ連なっているということと、文化圏、特に豊中吹田などとは共有しているところもありますので、市民に対して市を越えたような何らかのサービス、ブランド力の提供というようなこともあろうかと思います。また、中核市という適度な規模の自治体が心ひとつにしてですね、国の制度に対して何らかの働きかけということも可能性としてはあるかもしれません。いずれにせよ、どういうことが起きうるのか、広域連携が言われる中でですね、同じ規模の自治体が近くにあるということでありますので。私も何か確定的なことをいつまでにどう、ということは正直ございませんが、一方でこういうパイプというか枠組でことを進めていくことは、楽しみに思っています。ぜひ時間を作っていただけるようであれば、こちらの方に、大阪の方と役割分担していただいても結構ですが、スポットを当てていただければなと思います。この件は以上です。
記者:NATSの事務局は吹田市になるということですか。
当局:そうですね。
記者:NATSゼロのシンポジウムがスタートということですか。
市長:そうですね。ゼロというのは、最初ワンと書いていたのですが、吹田市はまだなってないだろうということでゼロになったということです。
記者:キックオフ的にということですか。
市長:キックオフ的にということですね。相当盛り上がってますね、吹田市は。私もこの日、ネクタイの色を指定されました。市のカラーをしてくれと言われました。赤と緑の縞々のやつになるのですが、持ってないなと。
記者:尼崎は白かピンクですか。
市長:ピンクなんですかね。(チラシを見て)このカラーリングでいくとピンクですね。
記者:何をする、というか、さっきおっしゃった国の制度に働きかけるということですか。
市長:それはちょっとすみません。私が風呂敷を広げた形ですけれども。ただ、何と言うのでしょうか、文化みたいなこととかですね、つまり良い取組みがあれば、文化の前に制度として良い取組みがあれば、同じ中核市として横展開していくということもあるかもしれません。あとは、文化というふうに申しましたけれども、吹田市さんであれば新たなホールを建てて、そこで何かやろうとされているようなのですが、正直申しまして、なかなか他のまちでどういう取組みをしているかということは存じ上げないものですから。例えば芦屋市さんとかの規模のまちですと、ちょっと中々会話の糸口が違ったりすることもあるものですから、そういう意味では同じ規模では話は確かに合いますので。そこから何が出てくるのかということは正直今はわかりません。
記者:4市の取組みで何か取り込めるものがあれば、検討したりだとか、あるいは4市で何かをやるということもあるのでしょうか。
市長:あるでしょうね。ただ、それも正直分かりません。
記者:石井市長の思いとしては、例えば国に何か提言するようなこともできないか、という思いはあるのでしょうか。
市長:何かあるのだったらあるのでしょうね。ただ一方で冷静に考えると、まずは尼崎と色々と一緒にやることもあるでしょうと。うちの場合4市の端っこですので、飛び越えて豊中と何かとか、吹田と何かとかというのはダイレクトには考えにくいことはあるかもしれないです。可能性論としてはいっぱいありますよね。可能性論ですから、こうするということではなくて、例えば、ですね。人事の交流と言うのもあるかもしれないです。ここにいる皆さんが仮にどなたか行ったら、引っ越ししないでも行けますし。例えばですが。それによってどういう果実があるのかということももちろんありますけれども、例えばそういうこともあるかもしれないですね。
記者:石井市長としては、こういうことをしたい、という何か思いというか。
市長:まずはですね、他の豊中吹田の良い所で、真似れるところがあるのであれば、素直に真似ることもあるかもしれないですね。まずはお互いちょっと知らないとですね、始まらないなと。
記者:これまで豊中とかもあんまりつながりとかは無かったのですか。
市長:あったとしたら、豊中とは10市協で。吹田も10市協入ってましたっけ。ただ、これがなければ長内さんと後藤さんとお食事する、というのは無かったです。姫路市長とかと会うことはありますけれども、県をまたいでというのはあまりないですね。そういう意味では稲村さんと豊中市さんが、より密接に何かあるのでは、という感じはします。
記者:NATSゼロというのはシンポジウムの名前ですか。
市長:そうですね。
記者:取組みとしては、NATSですか。
市長:そうですね。
記者:何か協定を結んだりとか。
市長:ないですね。ですから場合によっては一発で終わるかもしれません。
記者:後藤市長からの提案はいつ頃あったのですか。
市長:結構前でした。最初はなぜ西宮なのですか、とか言ってました。
記者:その時には吹田が中核市に移行するということが決まっていたわけですよね。提言などできれば良いのではないですか。
市長:そうですね。ただ、まずはスタートする前の心合わせみたいなことです。私はどうか分かりませんが、大阪は都構想というものがありますよね。そういうようなことに関して、何らかの別の軸を立てるようなことはあるのですか。と聞かれることはあるらしいです。しかしそうすると、後藤市長は都構想とは何ですか、と問い返すそうですけれども。まあ皮肉で言っているのだとは思いますが。そのあたりも含めて、色んな可能性があるのではないかということではないでしょうか。
記者:定員はあるのですか。
当局:メインの場所につきましては200名程度ですが、もっと増えてこられましたら別の教室でパブリックビューイングのような形でさせていただきますので、定員としては十分余裕があると思います。
記者:定員200人というわけでもないということですか。
当局:そうですね。

2.子ども未来カフェ~子育て世代を中心とした市民会議~

市長:お配りしている資料にございますが、この2月8日に市役所東館8階大ホールにおいて、子ども未来カフェを開催いたします。現在、市において教育大綱の改定および幼児保育ビジョンの策定をしているところでありますが、そこで教育に対する考え方を広く市民と共有をして、大綱ないしビジョンに盛り込む内容を検討するために、今回子ども未来カフェを開催するということであります。
ワールドカフェ方式というようなことですが、ワールドカフェ方式を採用したワークショップで、西宮の子供たちにどのように育ってほしいか、そのために私たちが今できることなどを話し合って、未来の西宮の子どもたちの姿を参加者全員で共有することを目的として開催します。また、私と対話させていただく時間ももうけさせていただくということです。定員は70名、応募者多数の場合は恐縮ですが抽選をさせていただきます。1歳から就学前のお子様は託児サービスを行います。先着10名様までで、事前の申し込みをしていただくことが必要になります。対象となる方は、20歳以上の市民で、教育や保育に関心のある方ということで、1月20日〆切ということであります。特にですね、現役の子育てをされている方、若しくは子育てに関心のある方に多くご参加いただければなと思いますので、よろしくお願いします。
記者:ワールドカフェ方式とは何ですか。
当局:ワークショップなどの開催形式のひとつで、カフェのようなくつろいだ環境で自由な会話を通してですね、新しい知見や発見、そういうものを得られることを目標としていると言えるかと思います。テーマごとに席を自由に移動したりしながらやっていくというようなスタイルです。
記者:ブースがあるのですか。
当局:ワークショップでしたら、通常大きな会場ではいくつかグループが置かれている形になりまして、テーマをいくつか議論する中で、各テーブル・ブース・島ごとにメンバーが固定なのですが、自由に動いていただきながら意見交換をしていただくということです。
記者:参加者には自由に動いてほしいということでしょうか。
当局:動きながらできるということです。
市長:ぜひ、これがワールドカフェかと。最近はこういう形式らしくて。
記者:日本語で何と言うのですか。
市長:世界の茶店ですか。違いますよね。
記者:それこそ、コーヒーを飲みながらということですか。
当局:お茶やお菓子をお出しする予定です。
記者:ブースはいくつくらい出るのですか。
当局:細かい部分は調整中ですが、70人であれば10数卓かという形になろうかと思います。
記者:教育大綱とかビジョンに盛り込むべき内容等を検討とあるのですが、具体に何を検討するのかというところが全く伝わってこないので、それを言わないと市民も何のために参加をするのかわからないかと思うのですが。
市長:それは先ほど申し上げたように、最終的には教育大綱、幼児教育ビジョンの策定のプロセスとしてやっています。そしてそれに盛り込むために検討するというのが、私たちの立場でありますけれども、市民の皆さんには逆にそこを極端な言い方すると、考えていただかずですね、自分がどういう子供たちに育ってほしいか、そのために市民の皆さんそれぞれが自分ができることはどういうことか、ということを言い合ってもらうというのがひとつの大きな目的です。今回の教育大綱とビジョンというのが、私たちの考えで、今の教育大綱やビジョンを作っていくのは、子供たちを育てていくのはその親であったり学校の先生だけでなく、社会全体で育てていこうというようなことが大きな脈々として今日まで議論しているということがあります。そのため、社会全体に対して子供たちがどんな風に育ってもらいたいか、どんな風にそれぞれの市民の皆さんができることを思っていらっしゃるかということを吸い上げたい、そういうことです。ビジョンとか大綱とかもちろんありますけれども、そのプロセスですけれども、最終的には小難しい文章になりますが、そのことを意識して臨んでくださいというよりかは、カフェにしているということです。
記者:それぞれのブースにテーマは決まっているのですか。
記者:当然何かの投げかけが無いと、皆さんどうやって子育てしたいですか、ではまとまるわけがないと思うのですが。何かしらテーマとか何が課題で、何を市として導きたいのかということがあって初めて話し合いになると思うのですが。それが無いと、親としてこういうのにわざわざ参加してお話したいとはならないと思うのですが。記事にも書きにくいので聞いているのですけど、何を話し合いたいのがよくわからないです。
当局:ワールドカフェというのは、ブース毎に別々の話をしていただくのではありません。こちらからテーマを与えて、それを三段階に分けて話をしていきます。最初が、自分たちの子供がどのように育ってほしいか、といういちばん身近な話題を同じテーブルの人同士で意見を出し合って話をしていただくというのが第一段階です。次に、西宮の子供がどんな風に育ってほしいかを話合います。この時に机を変わっていただきます。シャッフルしていただきます。最初のテーブルで出た意見と自分の意見を持って別のテーブルへ行って、今度はそこの人と西宮の子供がどんな風に育ってほしいか意見を出してもらいます。最後に3番目の問として、西宮らしい子供が育つためにあなたは何ができますか。ということを、また別のテーブルに移って話をしていただきます。こういう形でテーマは共通のものを皆さんに投げかけて、三段階で身近なところから徐々に広げていく形で意見交換をしていただいて、最終的には数名の方に発表していただいたり、付箋を当日テーブルの上に置いているので、それに書いたものを回収する形で、どんな意見がでたかというのを我々が回収して参考にしていくことになります。ワールドカフェ方式については以上になります。
記者:それってまとまると思われますか。
当局:別にまとまる必要はないです。
記者:まとまる必要はないけどビジョンに盛り込む内容を議論するのですよね。
当局:今回挙げていただいたものを、そのままそっくり入れるわけではありませんので、多かった意見だとか重要だと思うものとかを参考にして、ビジョンなり大綱の方に反映させていくということになります。
記者:市としてどういう意図があるかが伝わらないのですが。お話を聞いても、どういう風に育ってほしいか、私も親ですけども、それを問いかけられても非常に困ってしまうと思いますし、市としてそれをわざわざ市民会議を開いて何を盛り込みたいのか意図が全く分からない中で、どうぞお話合いくださいということに、どういうメリットがあってというのが親としても把握しにくいです。
市長:まず親としての前にですね、私としての意図は、教育大綱とか幼児教育ビジョンを作るときって、どうしても教育大綱であったら総合教育会議であるとかですね、幼児教育ビジョンであれば子ども子育て会議とか、かっちりした団体の代表さんがどうしても多くなりますよね。そういう中で普通の市民として参加していただければ、という機会を作ることはできないだろうかと。もちろんパブリックコメントなどありますけれども、そういう機会を設けるということがまず1つの大きな私たちの立場からした意図です。そのうえで、どういう意見をどういう狙いをという意味では、そこが1つの狙いですけれども。私たちが今ここで考えていることと、もしかしたら全く違う観点の意見が聞かせていただけるかもしれないし、まったく今自分たちが思っている温度と違うかもしれない。そういうようなことを吸い上げさせていただくことができないかなと期待を持って開いているということです。
記者:進行はどのように。
当局:コンサルさんと契約しておりまして、コンサルさんの仕切りで進行していくことになります。
市長:逆に市が仕切ると、市も意見を言う、カフェに参加しますけれども、市が意見をまとめるというか、さっき意見がまとまる必要はないとありましたが、私もまとまる必要はないと思っていて、どんな意見が出たというようなことで。それを引き出すというような中では第三者にお願いをして委ねるということです。
記者:市長との対話というのは、市長もブースに入るということでしょうか。
市長:それぞれの意見が出るのを邪魔しない範囲で入ろうかなとは思っています。最後に私もいますので、そこで全体の中で出た意見に対してどう思うとか、意見をおっしゃっていただきたい人がいるかもしれない。
記者:個別に市長に話しかけて意見を交わして、みたいなこともできるのですか。
市長:それはこのプログラムの中ではなく、その時間の前後で時間が許せばということかと思います。私もワールドカフェ方式というのは初めて聞きましたので、どういう形になるか、今後大きな成功になるかもしれないし、結果としてどうなるかというのも分からない所でありますが、色んな思いを持った方がここに手を挙げてきてもらったらうれしいなと思っているところです。そして、特定少数の教育委員会とか教育委員とか、あとは子育て会議とかそういうような方々ではない人たちにお話しをいただく、そういう機会として設けているということです。

3.西宮震災記念碑公園に記帳所を設置

市長:お配りをしている資料にもございますが、今年震災25年ということです。5時46分からですね、満池谷の震災記念碑公園でですね記帳所を設置をして、献花を用意させていただくということです。5時46分には私も参りまして、皆さん方といっしょに黙とうを行うということで予定をしております。8時からは六湛寺公園を出発してメモリアルウォークということであります。私も昨年は出発式だけだったのですが、今年は私も歩いていこうかと思っています。皆さんよろしければ神戸までいっしょにお願いします。
それから、市ホームページに25年事業の一覧を載せています。市役所の本庁の下の方でも、写真展などさせていただいていますが、記載のような様々な事業を行わせていただいているということです。以上です。
記者:メモリアルウォークはどこからどこまで歩くのですか。
市長:今のところ西宮から神戸まで歩こうかと思っています。
記者:それは毎年やっていることですか。
当局:県の事業で毎年やっていることです。いつも六湛寺公園で西宮から出発する方は、出発式をここでやっているということです。通常市長は見送るだけなのですが、今年に限っては石井市長が神戸まで皆さんといっしょに歩くということです。
記者:午前8時でしょうか。
市長:はい。7時半に集合して体操して挨拶して、出発が8時です。
記者:どれくらいかかるのですか。
市長:わからないですが、15キロですから。ただ、芦屋に何時とか、王子公園に何時とか決まっているので、そこに合わせていきます。と言いつつ公館で行われる震災の行事に参りますので、場合によっては途中でドロップする可能性はあります。電車か車に乗らないと間に合わない、ということになったら。いずれにせよ西に向かって歩いていくということです。
記者:記帳所も毎年のことですよね。
当局:はい。
記者:当日は、市としてするのはメモリアルウォークと記帳所設置という以外には特段無しですかね。
当局:そうですね。あとは関連は、資料をお付けしていますけれどもブックフェアなどはあります。
記者:資料がついていないです。
市長:あとでコピーしてお渡しします。
記者:何か目新しいことはあるのですか。
市長:今年目新しいというような認識はございません。
記者:毎年のということでしょうか。
当局:毎年ではないです。25年なのでパネル展等をしています。今お配りしているのは、ホームページに載っております1月6日以降に実施されるものでございます。

4.その他

当局:その他の議題でございますけれども、ひとつ資料をつけさせていただいております、先般から募集をしておりました西宮市オリジナル植物、さくらの愛称が決まりましたということで、資料をつけさせていただいております。こちらの方の名称が決まりましたので、市長の方から報告をしたいと思います。
市長:はい。以前、この会見の場でも名前を公募しますと言っていたものが、結果として「今津紅寒桜」に決まったそうであります。今津紅寒桜は3月中旬に開花する、寒桜系の品種で、半開きの一重咲でお椀状に咲くというようなことであります。いずれにしましても新しい名称で、今津の方たちが今津の名前を残したいということで、今津大東公園で見つかったものだと思います。めでたく名前に今津もついたということです。早く咲くそうですので、咲いたときにカシャっと撮っていただければ嬉しいなということでございます。今は北山の植物生産研究センターと、鳴尾浜の花工房で市民ボランティアとともに植物バイオテクノロジーを活用して増殖、育成中であるということであります。
当局:この件を含めまして、その他ご意見ご質問ございましたらお願いします。
市長:ごめんなさい。私から冒頭に言うことを忘れていました。今年の西宮市政に関することで、2020年の主な動きを申し上げなければならなかったですが。ひとつは、これは名塩道路の生瀬工区の城山トンネルというところがございます。そこのトンネルの着工式が1月12日に行われます。これは大変地域にとっては心強いことであります。いま名塩工区だけ開通していますけども、生瀬のところを開通するためにはトンネルを抜かなければいけません。これは今のところ赤羽大臣もきていただくということでありますが、このトンネルがやっと着工できるということで、北部地域にとっては明るいニュースであります。
それから1月13日には甲子園球場で成人式を行うということであります。これも初めての試みでですね、わくわくするのとドキドキするところがありますが、1月13日にやるということです。
それから1月17日は震災25年ということであります。それからちょっと飛びまして、4月には西宮浜義務教育学校が開校ということで、小中一貫校がスタートいたします。他の学区からも数十名の方が行きますよというような申し込みをいただいているということで、これはしっかりと教育委員会と進めていきたいなと思っております。同じ日に民設の放課後児童クラブですね、これが西宮市においては一つ目ですけれども。今はだいたい学校の中や隣接した形でありますけれども、民設放課後児童クラブ、甲東園1丁目の方で運営の一つ目が始まるということです。これも新たな試みですので、推移をしっかりと見守っていきたいと思います。
4月15日には私の就任丸2年を迎えます。ここで折り返しということになります。5月25日には東京オリンピック聖火リレーが甲子園界隈にくるということであります。だいたい大きく見えているのはこのようなことですが、秋以降になりますと、市西の創立100周年であるとか、紹興市との友好提携35周年ということなどがございますが、今のところ予定として本年本市で予定されているのは、このようなところでございます。冒頭申し上げるべきところでございましたが、失礼いたしました。以上です。
記者:よかったら石井市長にオリジナル寒桜の名前がこれに決まった感想をひと言いただければ。今後の期待とかを含めて。
市長:今津という名前がついていますので、今津という地域は昔も西宮の村の中でも今津村という村があったのですけれども、そういう意味では名前を通じて今津という村のアイデンティティがさらに西宮の中でも強まり輝いてもらったらうれしいなと思います。
記者:5つの候補の中でこれに決まったということですが、これかなぁと思っていたとか、率直な感想はありますか。市長は投票してないのですか。
市長:私はしてはいけないので。大体「今津」が入っていたのかな、候補には。あ、全部今津が入っていましたね。だけれども、「今津」が先頭にきている名称がこれなので、あともうひとつと。似たような名前ですけどね。今津が先頭にきている名称になってよかったなぁ、という思いです。
記者:植栽はこれからですか。
市長:そうみたいですね。桜って難しいらしいですね。ヤマザクラみたいなものだと、自然にできたりするらしいのですが、バイオでどんどんバイオ液につけて1年間くらいそこそこ大きくなってから、それでやる、みたいな感じですね。
記者:以前にお茶会のときに拝見させていただいた培養ビーカーみたいなものに入っているのは、今どうなっているのですか。
市長:あれは実は、ちょっと残念なお知らせなのですが、春と夏に公園の部局からもらったものは、「市長これはもうだめです」と回収されました。要するに今まで試験管のきれいな中に入っていたのですが、今後それを人にプレゼントしたらどうなるのか。ただ、秋に2か月くらい前に持ってきてもらったものはあるのです。それはすくすくと育っているのです。ということはやはり、夏に出したのが耐えられなかったのではないかと。ということで、今後人様にプレゼントや買っていただくことになるのであれば、お渡しする時期として秋に渡すということになればいいのかなと。この前見ていただいた春と夏のものはですね、回収されてしまいまして、元気なもののみ残っています。
記者:今年は見られないわけですね。まだ咲かないから。
市長:いや、今咲いている木がありますから。
記者:今津では見られると。他の植栽する木については来年以降ということでしょうか。
市長:どこまで大きくなっているかは、すみませんがわかりません。現在何株育成されているかというと、バイオテクノロジーによる増殖は平成27年1月から開始しています。そして最も大きいものは、1.5メートルのものが2株あるそうです。高さ10センチほどのポット内のものを含めて100株育成中です。だから1.5メートルの2株はもう咲いているはずです。
記者:この写真は原木かなんかですか。
市長:これは原木なんでしょうね。ちょっと所管課がいればよかったですね。
当局:多分見つかったものです。
記者:楽しむほどの数はまだ難しいということでしょうか。
市長:花見を楽しむには難しいですが、大東公園には他の木もいっぱいありますので。
記者:市内各所に植栽ということで、西宮は桜の名所も多いところなので、市内外にPRするというコメントを市長にいただけると、書きやすくてありがたいのですが。
市長:市内外にPRしていきたいと思いますが、その前に西宮ではオリジナルサクラは初めてではなくてですね、西宮権現平桜、夙川舞桜、越水早咲、というものがありまして。今度オリジナルは4種類目になります。そういう意味では4種類をPRしたいなとは思っています。一方で人にお渡しすると、桜というのは大きくなりすぎるのでですね、豆桜、柴犬みたいなものですけど、豆桜と掛け合わせて小さい桜にできないか、など色々なことを研究しているようであります。
記者:萌えキャラくらい作れそうですか。
市長:どうでしょう。ただ、西宮と縁のある桜博士の笹部新太郎さんというのはですね、先ほど申し上げた桜を作ったりとかしたそうでありまして、そういう意味ではこれだけ植物研究センターを持って、オリジナルサクラを持ってというのは、そうないと思いますので、これは今後アピールしていければなと思っています。
記者:桜以外の話なのですが、義務教育学校は他地区から数十名くるのですか。
市長:正確な数はまた聞いてもらえればと思いますが、私の認識している限りでは数十名。西宮浜の校区でないところから、今で言う小学校中学校で行っていただく人たちが。
記者:義務教育学校って、教育委員会の話ですが、増やしていくものなのですか。
市長:私の気持ちとしてはそう思っていますけども、ただ基本的には義務教育学校という形態をとらずとも小中の連携で、中1ギャップが薄まるようなことが1つの目的ですから、くっつけてというようなことだけではなくて、うまくいっているところもありますし、増やしていければと思います。他は校区の問題とか正直ありますね。西宮浜が一番きれいにはまってますので。
記者:民設の学童保育も民設ですけど、市の助成とかは入っているのでしょうか。
市長:もちろん入っています。ですので親が支払っていただくお値段は8200円でいっしょですし、甲東園の駅前で。だからその学校の校区の子は歩いて行ってもらいますけど、となりの校区から来てもらう子は、そこのスタッフが迎えに行って、安全にそこまで連れてくるということであります。他の自治体ではあるようなのですが、西宮では初めてなので、その先プラスのお金を払っていただいたら授業をやりますよ、みたいなこともあるようです。例えば英語学習をやりますよ、とか。選ばれる放課後育成に今後多様なかたちで、これは一つ目ですが、出てきてもらえれば多様な選択肢として示せるのかなと思います。
記者:学童は公設、公立しかないということだったわけですかね。
市長:公設民営という形になるのですかね、今までは。ただこれは、民設民営だけど基本的なスキーム、つまり費用など8200円では賄えないですから。もしくはある程度の所得以下の方たちは減免等ありますので、スキームは公設民営の今の社協等でやっているものと同じにはなります。
記者:使う側は同じ負担でということですか。
市長:同じ負担です。ただそれは考え方ですけれども、学校の中だったらそのままですが、移動があるとかということに対して、もしかしたら不安に思われる方がいるかもしれませんが、不安がないようにちゃんと付き添って歩いて行ってくれるので、そこは大丈夫なように対応しています。
記者:これまでの学童は当然自分の校区のところしか行けない、というルールだったのでしょうか。
当局:場合によっては行けたかと思いますが、基本的には多分校区内に行っておられる方がほとんどかと思います。絶対ダメというわけではないと思います。
記者:民設民営で第1号でできることへの、市長の期待はありますか。今後も増やしていこうという意図もあるかと思いますが。
市長:期待はあります。ひとつはまず、学校の中で差し迫った期待ですけども、施設が学校の中でパンパンになりすぎていることも正直ありまして、そういう意味では学校の外にそういうものが設けられて、それが一定の保護者の方々や子どもたちに受入らるようになれば、学童がパンパンの問題についても別の選択肢として示せるのではないかと思います。
それともう一つは自主事業やそれぞれの個性ある学童で、選択をしていただけることが市民や保護者にとっては行政サービスとしてオプションが増えるわけですから、それは良いことかなと思います。どうしても学校の中で引き続き、という方もいらっしゃるでしょうし、アディショナルなお金を払ってでもこちらに行かせたいという方もいるでしょうし、今度のものは甲東園の駅前ですので、こっちの方が子どもを迎えに行くには良いということで選んでいただくこともあるかもしれません。そういう意味では一つ目がしっかりとうまく行ってですね、二つ目三つ目四つ目という形でいっていただければという期待があります。
記者:駅のどちら側にできたのですか。
市長:東側のはずです。建物の1階を改装しているのです。
記者:民設民営自体は他市でも珍しいことではないのですか。
市長:宝塚は相当あるらしいですよ。全然珍しくはないです。ただもちろん、これは良いとは思うのですが、私としては放課後キッズを高木北と平木でだけやってますが、いうなれば育成のような、おやつ出しますしっかり預かります、というのではなく、校庭やランチルームでお金は親からいただかずに、保険代は年間800円ほどいただきますが、要するに夕方までは学校にいたければいてもいいよという。そちらの方が私としては売りなのですが、それも含めてオプションを増やしているということです。
記者:高木北とどちらでしたっけ。
市長:平木です。
記者:でのみ放課後キッズを今やっているということですか。
市長:そうですが、来年には3つか4つまた増えますから。どんどん増やしていっているところです。
記者:そこで学童の部分は補うということでしょうか。
市長:学童を補うというのは心の中ではありますが、建付けとしては、例えば小学校3・4年生でしっかりしてこればですね、しっかりと見てもらわなくても、親が帰ってくるまで普通に遊んでいられるよと、しかしちゃんと見守る人もいますよという、そういう場です。学童までがっつしいかなくて良いと思っている親御さんが、そちらに流れてくるのもありだと思います。
記者:それで学童の枠がまた空くと。
市長:となったらいいなと私は思っています。ただ制度全体としては、無料の学童ですと言う風に解釈されると、そうではありませんと。手取り足取り見る学童とは違いますよと。あくまで遊んでもらうのは、見守る人はいますけどもいわゆる自己責任で、公園で遊ぶのといっしょですから。

会見の動画配信

市長定例記者会見の模様を動画配信しています。
「にしのみやインターネットテレビ(YouTube版)」でご覧いただけます。
下記のリンクからご覧ください。
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西宮市六湛寺町10-3 西宮市役所本庁舎 4階

電話番号:0798-35-3400

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