3月号 遺跡で探る、西宮の3万年
更新日:2020年3月25日
ページ番号:47223390
放送日 月曜20時30分~ | テーマ | 音声配信 |
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3月2日 | 狩人の時代から銅鐸のまつりの時代まで(旧石器時代~弥生時代) | |
3月9日 | 古代武庫郡への胎動(古墳時代・飛鳥時代) | |
3月16日 | 「千年のまち、西宮」の登場(奈良時代・平安時代・鎌倉時代) | 3月16日放送を聴く(音楽ファイル(MP3):27,170KB) |
3月23日 | まだまだある、こんな遺跡/質問コーナー | 3月23日放送を聴く(音楽ファイル(MP3):27,188KB) |
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3月号概要
わたしたちのまち西宮には、古く旧石器時代から原始、古代を経て、近世に至る遺跡が連綿と続いています。高層ビルが建ち並ぶ今の西宮市からは想像できない自然や村の風景が、実はわたしたちの足元に広がっていました。
今月は、「遺跡で探る、西宮の3万年」と題して、石槍を持った狩人たちが大型動物を追っていた太古の昔から、西宮戎神社が鎮座し、商業都市西宮がにぎわいを見せはじめる鎌倉時代ころまでを4週にわたってお話します。
【第1話】狩人の時代から銅鐸のまつりの時代まで(旧石器時代~弥生時代)
日本列島における人類の歴史は、今からおよそ3万年前の旧石器時代からはじまります。人びとは狩りを中心とした生活をおくっており、西宮市内では苦楽園六番町で、太古の狩人がつかっていた石器がみつかっています。
その後、土器の発明や人びとの定住化がすすんだ縄文時代を経て、稲作や金属器の使用がはじまった弥生時代につながります。西宮北口駅周辺・仁川周辺などでムラの遺跡がみつかっているほか、儀礼の道具である銅鐸と銅戈が、津門と甲山山頂でみつかっています。
初回は、日本列島におけるヒトの登場から、倭国王「卑弥呼」の時代までの原始の西宮についてみていきます。
【第2話】古代武庫郡への胎動(古墳時代・飛鳥時代)
西宮地方にも、津門や上ヶ原にあの「前方後円墳」が3基あり、5世紀中ごろから6世紀前半までの百年間ほどのあいだに、順を追って造られました。その後、古墳の形は「円墳」になりますが、その代表格「具足塚古墳」が造られた後には、古墳が西宮南部地域の各所で同時に造られるようになり、「八十塚古墳群」に代表されるような、古墳が密集する墓地も営まれるようになります。古墳の大きさ、形や分布は、当時の景観や社会を考えるヒントです。
【第3話】「千年のまち、西宮」の登場(奈良時代・平安時代・鎌倉時代)
「西宮」が登場するのは12世紀中頃の歌合せに「広田社西宮」が記されたのが、今のところ初現とされています。それから現代にいたる約1000年、名前もかわらず、町としてあり続けています。発掘調査からみると、西宮地域では、奈良・平安時代に西宮北口駅から津門にかけて遺跡が集中しますが、鎌倉時代のある時期に、西宮神社周辺でたくさんの土器や柱跡がみつかるようになります。西宮地域の町の中心が現在の北口・津門地域から西宮神社周辺に移ったのではないかという考え方もできます。発掘調査でわかる当時の町の様子や社会の状況について紹介します。
【第4話】まだまだある、こんな遺跡/質問コーナー
西宮には、今わかっているだけで107カ所の遺跡があります。第4週は、第1週から第3週までで触れることができなかったことや、登場しなかったけど、古代の西宮を知るうえで重要な遺跡について、紹介します。
プレゼント
毎月第1~3週に1題ずつクイズを出題し、4週目に答え合わせをします。
全問正解者の中から抽選で1名様に、クオカード3,000円分をプレゼントします!
3週分のクイズの答えと、番組への感想・質問を書いて、さくらFMまでお送りください。
また、「こんなことが知りたい!」というリクエストもお待ちしています。
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