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南海トラフ地震(M9.0)を想定! 西宮市総合防災訓練を実施

更新日:2018年11月8日

ページ番号:73487050

実施日:2018年11月5日

閉会式にて石井西宮市長が挨拶する様子

消火訓練を行う西宮市消防職員

ヘリコプターを使用した海上救出訓練


 11月5日、南海トラフ地震を想定した西宮市総合防災訓練が、午前の部、午後の部に分けて実施されました。
 午前の部では、兵庫県と西宮市を含む沿岸部15市町が合同で津波一斉避難訓練を行いました。その中で西宮市は、にしのみや防災ネット、防災スピーカー、緊急告知ラジオ等による情報伝達訓練を行い、市民がシェイクアウト訓練に参加。浸水想定区域内の学校や事業所では避難訓練などが行われました。
 一方、午後の部では、甲子園浜3丁目の『阪神南広域防災拠点』外で、実動訓練が実施され、市職員や警察、自衛隊に加え、学生、民間事業者、市民など計39団体、1200名以上が参加しました。
 この日の訓練項目は約27個。兵庫県防災ヘリから送信される市内の空中映像を受信し、情報収集要領の確認を行う情報収集訓練を皮切りに、人命救助訓練や避難所開設・運営訓練や災害用トイレ設置訓練、応急給水訓練などが実施されました。
 地震によって倒壊した家屋から要救助者を救出する人命救助訓練では、消防の車は多数の災害現場に出動することで公助に限界があることを想定し、地域の力である自主防災会や近隣企業、消防団が協力して訓練を行いました。棒と毛布を使用した応急担架を使って救出・搬送を行う訓練など、身近なものを使用して救出活動に取り組みました。
 また今年は、津波によって海域に流されている人の救助を行う海上救出訓練を実施。ヘリコプターから隊員が降下し、海上に漂流している市民を安全な地上まで巻き上げ装置を使用して救助するなど、海上保安庁、海防防災航空隊、災対消防公安局が連携して訓練を行いました。
 今回の訓練結果をもとに確認・検証された内容は、今後防災マニュアルの改正や必要資機材の整備などに役立てられます。

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