平成14年度 西宮市民文化賞受賞者功績の紹介(松谷武判さん)
更新日:2014年2月13日
ページ番号:56725826
松谷 武判(まつたに たけさだ)さん 洋画家
わが国を代表する国際的な洋画家として独自の制作手法を確立し活躍するとともに、市内での個展の開催や団体展への参加など活発な活動を行い、本市の現代美術の普及、振興並びに芸術文化の向上に貢献されました。フランス政府留学生選抜第1回毎日美術コンクールグランプリ受賞。
流れ(STREAM) 小西邸 大阪 2001
国際的な洋画家として活躍
接点89-12-0
point de contact89-12-0
平成元年(1989年)
鉛筆 ボンド キャンパス 198×150cm
An ELLIPES 楕円 99-6
平成元年(1989年)
ビニール接着剤によるレリーフ 鉛筆 192×135cm
進化-99 Evolution-99
平成元年(1989年)
ビニール接着剤によるレリーフ 鉛筆
西宮市大谷記念美術館での個展の開催
平成14年(2002年)4月日~5月21日 波動・松谷武判展
パンフレットより
「松谷武判は大阪市に生まれ、はじめ日本画家を志しさまざまな公募展に出品していましたが、具体美術協会のメンバーであった元永定正氏の紹介で昭和35年から同協会に参加します。そして昭和37年ごろボンドを使ってレリーフ状の作品を制作。その官能的なかたちと質感が、具体美術協会のリーダー吉原治良に高く評価されました。昭和41年フランス政府留学生選抜第1回毎日美術コンクールでグランプリを受賞。同年フランスにわたり、S.W.ヘイターの版画工房アトリエ17に入門、ボンドでつくったレリーフを写真にとり、製版した作品で数々の国際版画展に入賞を果たします。その後昭和55年ごろからキャンバスに盛り上げたレリーフを鉛筆で塗りつぶすという手法によって独自のスタイルを確立しました。また近年はフランスの教会堂や京都の町屋といった特定の歴史や場所にかかわるインスターレーションなどの新作を中心に約40点を展示し、40年に及ぶ松谷芸術の軌跡をたどります。」
左上から <作品 66-A>1990年
<発芽 90-7-14> 1990年
<斜め 90-6-22> 1990年
右 <作品 66-2> 1966年
左下 <流れ-6> 1983年
右下 <流動 88-C> 1988年