平成17年度西宮市民文化賞受賞者紹介(クロード・チアリさん)
更新日:2014年2月13日
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音楽活動や講演活動を通じて地域文化の向上に貢献
市制80周年記念グラフにしのみや掲載記事(詳細は下記のPDFファイルを参照)
西宮に30年在住し西宮の街をこよなく愛し音楽活動や講演活動を通じ地域文化の向上に貢献。市民対象の講演会やシンポジウムの講師としてまた広報誌でのインタビュー等を通じて芸術家としてでなく国際人としても市政への提言を行ってきた。民間大使として日仏間の親善に大きな役割を果たしている。
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音楽家・ギタリストとして活躍
11歳から独学でギターを始め、16歳でロックバンド「レ・シャンピオンズ」を結成。ビートルズが前座を務めるほどの人気を得、1964年に独立しソロのアコースティック・ギタリストとしてデビュー。1964年に「夜霧のしのび逢い」が世界的に大ヒットし1966年仏のACCディスク大賞を受賞する。1967年初来日し、1985年「智有蔵上人」名で日本国籍を取得。コンピュータに精通しインターネットの前身であるパソコン通信を日本に広めた先駆者でもある。
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「阪神・淡路大震災チャリティコンサート」を開催
阪神・淡路大震災の際には自らの家が半壊になる中、知人からの協力を得て近隣の市民に水を配布するなど被災者への支援を行った。また震災後1年をかけて全国各地の数十箇所で「阪神・淡路大震災チャリティコンサート」を開催。収益を震災復興のために寄付するなど音楽活動を通じての経済支援を行った。
~わたしの阪神・淡路大震災の体験から~クロード・チアリさんからのメッセージ
「日本で暮らして30年になりますが、10年前までは「神戸とかあの辺は地震なんて起きないよ、大丈夫や」とずっといわれ、わたし自身もそう思っていましたが、「ここは絶対に大丈夫」ということはどこにも言えないことだと、あの大震災で感じました。普段なら言葉も交わさない見知らぬ人と、声を掛け合い、物を分け合い、また、道路のあちこちが通れないひどい状況だったにもかかわらず全国からたくさんの人が応援に来てくださり、いざとなれば人間はやっぱり力を合わせてお互いを助け合うものなんだと実感しました。あのときの気持ちを、みんな絶対にいつまでも覚えていてほしい。」
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