西宮湯川記念賞
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西宮湯川記念賞とは
西宮湯川記念賞は、理論物理学における研究を奨励するため、40歳未満の若手研究者による顕著な業績に対して贈呈しているものです。第39回(2024年)までに、46名の方が受賞されています。
これまでの受賞者
回 | 年度 | 受賞者(敬称略) | 受賞研究 |
---|---|---|---|
1 | 1986 | 米谷 民明 | 弦理論に基づく量子重力の研究 |
2 | 1987 | 氷上 忍 | アンダーソン局在へのくりこみ群の応用 |
3 | 1988 | 柳田 勉 | ニュートリノ質量と統一理論 |
4 | 1989 | 小貫 明 | 複合液体の動的理論 |
5 | 1990 | (1)加藤 光裕、小川 格 | 【受賞研究2件】 |
6 | 1991 | 大塚 孝治 | 相互作用するボゾン模型による原子核の集団運動の研究 |
7 | 1992 | 金子 邦彦 | 結合写像格子の導入による時空カオスの研究 |
8 | 1993 | 筒井 泉、原田 恒司 | 〔共同研究〕量子異常を含むゲージ理論の量子論 |
9 | 1994 | 阿久津 泰弘、出口 哲生 | 〔共同研究〕可解統計力学模型に基づく結び目理論 |
10 | 1995 | 永長 直人 | 強相関電子系のゲージ場理論 |
11 | 1996 | 岡田 安弘、山口 昌弘 | 〔共同研究〕超対称標準理論におけるヒッグス粒子の質量 |
12 | 1997 | 初田 哲男 | 核媒質中におけるハドロンの動的構造の研究 |
13 | 1998 | 草野 完也 | 電磁流体力学的最少エネルギー原理に基づく太陽フレア発現機構の研究 |
14 | 1999 | 小形 正男 | 一次元強相関電子系の研究 |
15 | 2000 | 石橋 延幸 | 境界を持つ共形場の理論および行列模型による構成的超弦理論の研究 |
16 | 2001 | 杉山 直 | 宇宙マイクロ波背景放射ゆらぎの研究 |
17 | 2002 | 村山 斉 | 超共形不変性の量子異常によるゲージーノ質量生成機構 |
18 | 2003 | 柴田 大 | 連星中性子星の合体によるブラックホールの形成 |
19 | 2004 | 古崎 昭 | 相互作用する一次元電子系における電子伝導の研究 |
20 | 2005 | 白水 徹也 | ブレーン宇宙上のアインシュタイン方程式 |
21 | 2006 | 肥山 詠美子 | 量子少数粒子系の精密計算法の開発とハイパー原子核への応用 |
22 | 2007 | 諸井 健夫 | グラビティーノの宇宙論的影響の研究 |
23 | 2008 | 笹本 智弘 | 非平衡定常系における確率的模型の厳密解 |
24 | 2009 | 平野 哲文 | 相対論的流体力学に基づくクォーク・グルーオン・プラズマの研究 |
25 | 2010 | 小松 英一郎 | 宇宙マイクロ波背景輻射を用いた初期宇宙理論の検証 |
26 | 2011 | 古澤 力 | カオス力学系モデルによる細胞分化の理論的研究 |
27 | 2012 | 福嶋 健二 | ハドロン物質からクォーク物質への相転移の理論的研究 |
28 | 2013 | 高柳 匡、笠 真生 | 〔共同研究〕ホログラフィック原理を用いた量子もつれの研究 |
29 | 2014 | 立川 裕二 | 次元の異なる場の量子論の間に成り立つ対応関係の発見 |
30 | 2015 | 沙川 貴大 | 情報熱力学の構築 |
31 | 2016 | 日高 義将、渡邉 悠樹 ※「高」は正しくは「はしごだか」(環境依存文字) | 一般化された南部・ゴールドストーンの定理の確立 ※共同研究ではない |
32 | 2017 | 深谷 英則 | カイラル対称性の自発的破れと質量の起源の研究 |
33 | 2018 | 小林 努 | 最も一般的な単一場インフレーション宇宙論の構築 |
34 | 2019 | 村瀬 孔大 | 高エネルギーニュートリノを軸にしたマルチメッセンジャー観測に基づく宇宙粒子物理学の先駆的研究 |
35 | 2020 | 塩崎 謙 | トポロジカル結晶絶縁体・超伝導体の分類理論 |
36 | 2021 | 吉田 紅 | 量子情報理論に基づくホログラフィック 双対模型の構成 |
37 | 2022 | 山本 直希 | カイラル運動論の構築と応用 |
38 | 2023 | 仏坂 健太 | 中性子星合体に伴う電磁波対応天体の理論的研究 |
39 | 2024 | 森本 高裕 | 物質中の幾何学に駆動された非線形応答現象の理論的研究 |
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