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2012年12月10日 第1402号

東部総合処理センター焼却施設本格稼動

写真:東部総合処理センター
鳴尾浜に新たに建設した東部総合処理センター焼却施設が、12月22日から本格的に運転を開始します。
同センターは老朽化の著しい西部工場(浜松原町)の代替施設として、4年にわたる工事で整備されたものです。
今後、既存の西部総合処理センターとともに、市内で発生する可燃ごみを安定して焼却処分していきます。
問合せは施設整備課(0798・22・6601)へ。

環境に配慮した設備 12月22日から運転開始

市内では、1日平均400トン余りの可燃ごみが発生します。これまで、西部総合処理センターと西部工場の2カ所で処理してきました。
西部工場の老朽化に伴い、代替施設として整備された東部総合処理センターには、西部工場を上回る1日140トンのごみを処理できる焼却炉が2基設置されています。
12月からの本格稼動で、市内で発生するごみをより安定して処理することができます。
さらに、東部総合処理センターは、ごみ処理能力の増強以外に「環境学習都市にしのみや」にふさわしい、さまざまな配慮がなされています。
市内のごみ焼却施設の概要
施設名 東部総合処理センター 西部総合処理センター 西部工場
運転年月
平成24年12月から
平成9年9月から
昭和58年11月~
平成24年8月
焼却炉の
処理能力
280トン/日
(140トン/日×2炉)
525トン/日
(175トン/日×3炉)
240トン/日
(120トン/日×2炉)
発電能力
7200キロワット
6000キロワット
無し
ごみ焼却の熱利用より効率よく発電
写真:蒸気タービン発電機
蒸気タービン発電機
ごみ焼却時に大量に発生する熱を焼却炉上部のボイラで高温高圧の蒸気に変えて、その蒸気の力でタービンを回して発電を行います。
西部総合処理センターにも備わっている設備ですが、それを上回る発電が可能で、最大7200キロワットの発電能力があります。
これは一般家庭約1万7000世帯が使用する電力量に相当するものです。
得られた電気のうち約3分の1は場内の設備の運転に使われ、残りの3分の2は電力会社に売却されます。
なお、蒸気の一部は隣接するリゾ鳴尾浜へ送られて温水プールの熱源などにも使われます。
ダイオキシン類発生防ぐ焼却炉
市内のごみ処理施設では、環境に有害なダイオキシン類の発生を防ぐため、ごみが約900度の高温で燃やされます。
焼却炉から出る排気ガスは有害物質を分解、除去して煙突から放出され、ごみを焼却してできた灰は神戸沖の埋め立て処分場に運ばれます。

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ごみインフォメーション

施設見学受付は来年1月以降
写真:施設見学
中央制御室を見学する子どもたち
東部総合処理センターの施設見学は来年1月4日から受け付けます。
対象は20人以上の団体。
申込は西部総合処理センター(0798・22・6601)へ。
持ち込みごみは従来どおり西部総合処理センターへ
東部総合処理センターでは、持ち込みごみの受け入れは行なっていません。
ごみを持ち込む人は、前日までにごみ電話受付センター(0798・22・6600)で予約し、西部総合処理センターに搬入を。

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