上手に電力使うまちへ
再生可能エネルギー 省エネルギーを推進

地球温暖化の進行や東日本大震災と福島第一原子力発電所事故を受けて、私たちは今後のエネルギーの在り方や一人ひとりのライフスタイルを見直していかなければなりません。
そこで、市は、持続可能なまちづくりを進め、西宮の豊かな自然環境を次世代に引き継いでいくために、このたび「西宮市再生可能エネルギー・省エネルギー推進計画(以下、計画)」を策定しました。
電力等のエネルギー需給を最適化する「スマートコミュニティ・西宮」の形成を目指して、今後のエネルギー政策の方向性などをお知らせします。
問合せは環境・エネルギー推進課(0798・35・3818)へ。

本市の状況 温室効果ガス排出量など

地球温暖化の原因となる温室効果ガスの排出量は、市全体としては減少傾向ですが、家庭や自動車からの排出量は、現在も増加しており、エネルギー使用量を抑える取り組みがさらに必要です。
また、太陽光発電に代表される再生可能エネルギーは自然の力を有効利用してクリーンなエネルギーを生み出せるため、全国で導入が進んでいます。
本市でも、各家庭や事業所などで、太陽光パネルが少しずつ増えていますが、今後も再生可能エネルギーの一層の推進が必要です。

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スマートコミュニティ目指して

再生可能エネルギーや省エネルギー対応を効果的に推進するためには、行政だけでなく市民、事業者等による連携した取り組みが重要です。
市は、再生可能エネルギーの導入を進めながら、市民など一人ひとりの参画と協働により、エネルギーを上手に選択・活用して、地域で必要な電力を賄える自立分散型エネルギーが普及した「スマートコミュニティ・西宮」の形成を目指します。

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2つの目標達成させよう

スマートコミュニティを実現していくために、計画ではエネルギー総量の抑制と再生可能エネルギーの導入の観点から、2つの目標を設定しました。

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市民・事業者・行政 力合わせ取り組もう

目標の達成に向けて、計画では4つの基本方針を定め、具体的な取り組みを示していますので、市民・事業者・行政等それぞれの立場で自ら実行できるものから取り組みましょう。
例えば、市民は、エアコンの適温設定などライフスタイルを見直すことが大切です。事業者は、高効率の設備等の導入などに取り組み、地域社会に貢献することが大切です。
市などの行政機関は、スマートコミュニティの構築に向けた具体的なまちづくりの指針を示すとともに、太陽光発電施設整備などへの助成制度の拡充など市民や事業者の取り組みを支援します。
また、電気自動車の導入など自らも率先した行動を進めます。

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スマートコミュニティに向けた目標と主な取り組み

平成32年度までの目標 22年度比

  1. 市域の電力消費量を10%以上削減

    ※電力だけでなく全てのエネルギー消費量の削減も推進

  2. 市域の再生可能エネルギーなどの発電電力量を2倍以上に
基本方針1 エネルギー総量の抑制と削減
  • 住宅等でのエネルギー使用量の「見える化」などの推進
  • 省エネルギー設備等の導入
  • 建物の屋上・壁面緑化の促進
など

基本方針2 再生可能エネルギーなどの積極的な導入
  • 太陽光発電設備など再生可能エネルギー設備の導入
など

基本方針3 低炭素なまちづくりとエネルギーセキュリティの向上
  • 公共交通機関の積極的な利用や自転車走行環境の確保
  • 災害時を見据えた蓄電池、電気自動車の導入
など

基本方針4 市民や事業者、行政等の連携した取り組みの推進
  • エココミュニティ会議や地域の省エネルギー促進活動などへの協働と支援
など

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住宅のエコ・サポート メニュー拡充

平成26年度は、これまでの住宅用太陽光発電システム設置補助事業を拡充し、「エコ・エネルギー設備導入促進補助事業」として、補助対象を太陽光発電システム以外に、燃料電池や電気自動車の導入などに広げます。
詳細は決まり次第、本紙等でお知らせします。

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