熱中症の発生は8月がピーク 室内や就寝中も油断禁物!
熱中症とは、室温や気温、湿度が高い環境の中で体内の水分や塩分のバランスが崩れ、体温調節機能が働かなくなり、体温上昇やめまいなどさまざまな症状を引き起こす病気です。熱中症の発生は、8月がピークで、室内や就寝中でも熱中症になることがあります。
特に、体温調節機能が十分に発達していない子どもや、体内の水分が不足しがちな高齢者は注意してください。
熱中症を正しく理解し、予防に努めましょう。
問合せは保健所健康増進課(0798・26・3667)へ。
予防ポイント
- こまめに水分を補給し、汗をかいたら塩分の補給を
- 室温が28度を超えないように扇風機やエアコンの使用を
- 外出時は日傘や帽子などで直射日光を避ける
- 通気性の良い服装を
- 日頃から栄養バランスの良い食事と体力づくりを心がける
熱中症の症状や対処方法
熱中症の症状や対処方法などは表のとおりです。
程度 | 症状 | 対処 | 医療機関への受診 |
---|---|---|---|
軽症 | めまい、立ちくらみ、こむら返り、大量の汗など |
涼しい場所に移動 安静、体を冷やす 水分・塩分を補給 |
症状が改善すれば受診の必要なし |
中等度 | 頭痛、吐き気、体がだるい、体に力が入らない、集中力や判断力の低下など |
涼しい場所に移動 安静、体を冷やす 水分・塩分を補給 |
口から飲めない場合や症状の改善が見られない場合は受診が必要。 症状が改善すれば受診の必要なし |
重症 | 意識障害(呼びかけに対して反応がおかしい)、けいれん、運動障害(普段通りに歩けない)など |
涼しい場所に移動 体を冷やす |
救急車を呼ぶ |