南海トラフ地震対策 県、「津波防災インフラ整備計画」を公表
平成30年度までに西宮・今津、鳴尾地区で
防潮水門の移設など重要事業を完了
西宮・今津地区の対策概要図
県は、南海トラフ地震を想定した津波対策として、「津波防災インフラ整備計画(確定版)」を、6月1日に公表しました=下表参照。
西宮地域は、重点整備地区として平成35年度までに全ての事業を完了させる予定になっており、西宮・今津、鳴尾地区での防潮水門の移設や陸閘(りっこう)の改良など緊急・重要な事業については、30年度までに実施する予定です。
全事業が完了すれば、市内の津波浸水想定区域(防潮堤内)が842ヘクタールから163ヘクタールに、約81%縮減されます。浸水が残る区域も、居住区域は避難行動が取れる深さ30センチ未満に軽減されます。
西宮地域は、重点整備地区として平成35年度までに全ての事業を完了させる予定になっており、西宮・今津、鳴尾地区での防潮水門の移設や陸閘(りっこう)の改良など緊急・重要な事業については、30年度までに実施する予定です。
全事業が完了すれば、市内の津波浸水想定区域(防潮堤内)が842ヘクタールから163ヘクタールに、約81%縮減されます。浸水が残る区域も、居住区域は避難行動が取れる深さ30センチ未満に軽減されます。
事業内容 | 規模 | スケジュール |
---|---|---|
防潮水門の下流への移設 | 洗戎川水門(1基)、新川・東川統合水門(1基) | 平成30年度まで |
陸閘の改良(遠隔操作化) | 西宮・今津地区2基、鳴尾地区1基 | 平成30年度まで |
防潮堤の越流対策 | 西宮・今津地区1.1km | 平成35年度まで |
防潮堤の沈下対策 | 尾地区1.3km 西宮・今津地区1.1km | 平成35年度まで |
平成35年度までに浸水区域が81%縮減
浸水が残る居住区域も避難可能な深さ30センチ未満に
油断しないで!!
津波避難は今までどおりJR神戸線以北か3階以上へ県の対策が実施されても、想定を上回る地震が発生する可能性もあります。
巨大地震の発生時は、今までどおりJR神戸線以北へ避難してください。
遠くまで避難できない人や逃げ遅れた人は「津波避難ビル」など近くの堅固で高い建物の3階以上に避難してください。また、揺れに対しても今までどおりの対策が必要です。家屋の耐震化や家具の転倒防止などに取り組んでください。
【問合せ】災害対策課(0798・35・3626)