令和元年度決算報告
市の収入と支出をお知らせします

市は、令和元年度の決算をまとめました。皆さんの生活に身近な事業を行う一般会計を中心に概要をお知らせします。
詳細は市のホームページ(令和元年度決算の概要)に掲載しています。

【問合せ】財政課(0798・35・3414)

【元号・西暦対照】
平成27年…2015年、平成28年…2016年、平成29年…2017年、平成30年…2018年、令和元年…2019年、令和2年…2020年

令和元年度 決算の概要

(A)歳入総額(1年間の収入) 1763億6552万円

(B)歳出総額(1年間の支出) 1750億9137万円

(C)差引額(A)-(B) 12億7415万円

(D)繰越財源(令和2年度に繰り越す事業にあてる額) 6億7622万円

実質収支(実質的な黒字額)(C)-(D) 5億9793万円

令和元年度は収支不足に対応するため、財政基金(市の貯金)53億円を取り崩し、黒字を確保しました
歳入
円グラフ:歳入
【歳入】1763億6552万円
市税 876.4億円 市民の皆さんが納めた税金
国・県支出金 419.5億円 国や県が必要と認めた事業に対して配分されたお金
市債 110.6億円 国や銀行などから借りたお金
地方消費税交付金 76.4億円
繰入金・繰越金 67.1億円
地方交付税 32.8億円
その他 180.9億円
  • 市税 家屋の新増築による固定資産税の増収などにより、前年度比約7億円増
  • 繰入金 収支不足により財政基金を53億円取り崩したため、前年度比約54億円増
  • 繰越金 前年度繰越金の減により、前年度比約19億円減

市税の中には使い道を定めた3つの目的税があります

  • (1)入湯税(約1653万円)…観光の振興や環境衛生施設、消防施設の整備に
  • (2)事業所税(約13億4655万円)…学校や保育所などの整備に
  • (3)都市計画税(約77億924万円)…街路事業や下水道整備事業に

【問合せ】税務管理課(0798・35・3229)

歳出(目的別)
円グラフ:歳出
【歳出】1750億9137万円
民生費 804.0億円 福祉の充実に
教育費 217.3億円 学校教育などの充実に
総務費 181.4億円 文化振興や広報に
土木費 163.0億円 道路・公園の整備などに
公債費 157.1億円 借金の返済に
衛生費 147.2億円 保健医療、清掃事業などに
消防費 54.9億円 消防・救急に
その他 26.0億円
  • 民生費 幼児教育・保育の無償化の実施による児童保育費の増や、障害者介護給付等事業経費の増などにより、前年度比約20億円増
  • 教育費 香櫨園小学校教育環境整備事業の工事の進展などにより、前年度比約21億円増
歳出の主な性質別の推移※単位は全て億円
令和元年度 平成30年度 平成29年度
人件費(職員の給与などに) 352.1 347.7 349.4
扶助費(生活保護費などの福祉や医療に) 510.6 485.7 490.8
公債費(借金の返済に) 157.1 152.0 154.0
普通建設事業費(公共施設の整備などに) 153.5 169.1 130.8

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生活に身近な事業 ピックアップ!市のおカネ、こんなことに使われました

ごみの収集・処分 事業費52億1370万円
写真:ごみの収集・処分
年間収集量は15万8641トン、家庭ごみは9万6046トン、1世帯当たり444キロ、事業所から出たごみは6万2595トン、ごみ1キロ当たりの収集・処分費用は44円でした
学校の整備 事業費52億1587万円
写真:学校の整備
老朽校舎の解消や良好な教育環境のため、香櫨園小学校などの校舎の増改築工事を実施しました。また、外壁改修工事や屋上防水工事など、施設改修工事を実施しました
道路の維持・管理 事業費8億5890万円
写真:道路の維持・管理
舗装道補修を285カ所、道路側溝等修繕を656カ所実施しました
救急活動 事業費5億9696万円
写真:救急活動
救急出動件数は2万4448件、傷病者搬送人員は2万2152人、ドクターカー出動件数は56件でした

財政状況

  • 改善傾向にあった実質公債費比率は悪化
  • 将来負担比率は改善傾向

財政の健全度を示す指数は基準値内に収まっています(数値が低いほど財政は健全)
令和元年度 平成30年度 平成29年度 類似都市平均(平成30年度)
実質公債費比率 3.3% 2.9% 3.2% 5.9%
将来負担比率 6.3% 8.6% 18.9% 34.0%
  • 実質公債費比率…財政規模に対する1年間で支払った借金返済額などの割合
  • 将来負担比率…財政規模に対する将来市が支払う借金返済額などの割合

市の貯金や借金

  • 増加傾向にあった貯金が減少
  • 借金の残高は減少傾向

棒グラフ:基金(貯金)残高の推移
平成27年度 平成28年度 平成29年度 平成30年度 令和元年度
321億円 344億円 359億円 384億円 335億円
棒グラフ:市債(借金)残高の推移
平成27年度 平成28年度 平成29年度 平成30年度 令和元年度
1530億円 1473億円 1442億円 1425億円 1382億円

今後の見通し

  • 待機児童対策や、高齢化の進展などによる社会保障関係経費の増大が予想される
  • 学校など公共施設の老朽化に伴う改修や更新にかかる経費の大幅な増加が見込まれる
  • 震災復興事業にかかる市債の償還が順次終了しているため、これまで年々減少してきた公債費は、今後はほぼ横ばいで推移すると見込まれる
引き続き、新型コロナウイルス感染症対策として、感染拡大防止・医療体制強化などにかかる財政支出が見込まれます。一方で、市税は大幅な減収が予想され、地方交付税等も含め財源確保が厳しくなると想定されます。将来にわたって安定的な財政運営が行えるよう、施策等の一層の見直しを図り、必要な財源確保に努めていきます

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