阪神・淡路大震災からもうすぐ30年
教えて!防災士さん!
備えて安心 防災術

岸本さん:西宮防災リーダーの会 会長。元消防官。防災士歴14年。さまざまな防災グッズを収集して試し、講座で紹介している 
		立山さん:西宮防災リーダーの会 会員。子ども会協議会の活動を通して岸本さん、中野さんと出会い、防災士を志す。今年、無事資格を取得
		中野さん:西宮防災リーダーの会 理事。新聞紙で作るスリッパなど、災害時の手作りアイテムの講座も開催

来年1月17日に阪神・淡路大震災から30年を迎えます。今回は、阪神・淡路大震災を経験した「西宮防災リーダーの会」の防災士3人に、災害への備え(主に備蓄品)について教えていただきました。

【問合せ】防災危機管理課(0798・35・3092)

災害時に何がどうなるか?
考えを発展させていく

自然災害が起こると、ライフラインが使えなくなる可能性が高くなります。そうなったときに何が必要かを考えてみてください。

災害発生
考えられること まず何が必要!?
停電
  • ヘッドライト(両手を空けるため)
  • モバイルバッテリー
  • 停電時点灯ライト など
断水
  • 飲料水(1人1日3リットル)
  • 生活用水(水道水を入れておく)など
ガスが止まる
  • カセットコンロ・ガスボンベ
  • 食料(おやつも)など

防災士直伝!やって損はない!
防災術


防災士歴12年の中野さんによる、知っておくと安心できる防災術を一部紹介します

  • 水のペットボトルを常に冷凍庫に入れておく
    (停電のとき、冷蔵庫に移すことで保冷できる)
  • 年齢に関係なく、おむつの準備があれば安心
    (食べることは我慢できてもトイレは我慢できません。おむつは凝固剤の代用にもなります)
  • トイレの凝固剤は、猫砂でも代用できる
    (凝固剤の備蓄をおすすめしますが、なければ猫砂やペットシート、新聞で代用を)
  • マット、サバイバルシートは必須!
    (ウレタン(エアー)マットは睡眠を少しでも快適にし、シートは寒さをしのぐほかにも使い道がたくさんあるので便利)

マット

サバイバルシート

考えよう! My 家族備蓄

基本の備蓄品をそろえたら、次に自分(たち)に必要なものは何かを考えてみてください。乳幼児、高齢者など、家族に合わせた備蓄品を揃えておきましょう。

子供も避難リュックを作っておくとgood!

詳細はこちら「非常持出品・備蓄品を用意しておきましょう」

まずは自助!
日常をなるべく変えないための準備を

自然災害時、避難所がすぐ開くとは限りません。また、何でもある訳ではなく、数にも限りがあります。
まずは自助!自分の日常をなるべく維持できるようにすることが防災の一歩。それが安心につながります。
今一度、いざというときの備えができているか、自宅や職場などで確認してみてください。

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