石井市長の「てくて句 歳時記」
今月の一句!
ふゆあかり 三十年を 支え合い
西宮市長 石井 登志郎
あの阪神・淡路大震災から来月で30年を迎えます。本市では未曾有の災害により1146名もの尊い命が失われ、多くの家屋が全半壊するなど甚大な被害に見舞われました。ただその中でも、消防団などの懸命な活動による延焼の食い止め、市民同士の支え合いによる避難所運営など、地域コミュニティの力強さを実感できる機会でもありました。 あれから30年、本市は見事に復興を果たし、住みたいまちとして評価されるようになりました。阪神・淡路大震災からの「心の復興・文化の復興」のシンボルとして平成17年10月に開館した「県立芸術文化センター」は、人々の心に潤いをもたらす素晴らしい施設となっています。隣接する高松公園では、冬になるとイルミネーションが灯され、まちを美しく彩ります。冬の澄んだ空気の中でこの明かりを目にすると厳かな気持ちになり、これまでの復興に至る歩みに思いをはせます。すでにこの世を旅立たれた方も含め、多くの市民の方々のご労苦あってこそのものと、心より敬意を表するものです。 このように築かれてきた西宮を、さらに発展させ、一層魅力あふれるまちとするため、諸課題の解決に向け全力で取り組んでまいります!
来年1月31日までの午後5時~11時に点灯