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フレイル予防に取り組んで健康と防災力をアップしませんか?

更新日:2024年4月1日

ページ番号:63197035

フレイルって何?

年をとって、筋力や認知機能、社会とのつながりなどが低下した状態のことです。
要介護状態となるリスクが高い状態ですが、早めに気づき、対応することで
健康を維持して自立した生活を送ることができます。

フレイル予防と防災にどんな関係があるの?

阪神・淡路大震災、東日本大震災、熊本地震などの災害で沢山の尊い人命が
奪われてきました。その中で、災害そのものからは助かったけれども
その後の、体調悪化などによって亡くなられる方もたくさんおられました。

これらを災害関連死といい、阪神・淡路大震災以降の災害で5,000人以上の方が亡くなられています。
(しかしながら、これらは氷山の一角で実際はもっと多かったのではないかと言われています。)

災害別の死者数と災害医関連死の例
災害別 死者数 そのうち災害関連死
阪神・淡路大震災 6,434人 約900人
東日本大震災 22,207人 3,784人
熊本地震 270人 215人

災害関連死の死因の多くを占める肺炎

阪神・淡路大震災、東日本大震災では災害関連死として
25%から30%近くが肺炎などを理由に亡くなられています。

肺炎になる理由はいくつかあります。
・水分不足になること
・ストレスにより唾液が減少したり、免疫力・抵抗力が減少すること
・歯磨きができなかったり、入れ歯を洗ったりできず衛生状態が悪くなること

フレイル予防で災害関連死を防ごう!

肺炎以外にもフレイルになっている人は
筋肉量が落ちていることから
身体に水分をとどめておくことができず、
エコノミークラス症候群などのリスクが高まってしまいます。

これから紹介する防災の取り組みは
フレイル予防と災害への備えの一石二鳥になります。
あなたと大切な家族のためにもぜひ取り組んでみませんか?

防災×フレイル予防 食事

【栄養バランスを考えた備蓄をしよう!】

災害時に栄養バランスが偏らないように日頃から

たんぱく質を含む食品を備蓄しましょう、

肉や魚の缶詰、ツナ缶などもオススメです。

食べたら買い足すローリングストックで備えましょう。

防災×フレイル予防 運動

【非常持ち出し品をもって避難所までの道を確認!】

ハザードマップで住んでいる地域の

ハザードリスクを正しく把握したうえで

自宅近くの避難所まで、非常持ち出し品をもって

避難経路をウォーキングしてみましょう。

避難経路を歩いておくことで、危険な箇所などを

事前に把握することもできます。

【家具の転倒防止や部屋の模様替えをして地震に備えよう】

地震で家具が倒れないように転倒防止対策をしたり、

倒れて来ても安全なように家具の配置を考えた模様替えしたり、

不要なものを片付けてみましょう。

防災の備えになると同時に、こうしたちょっとした

家事の積み重ねもフレイル予防に繋がります。

防災×フレイル予防 お口の健康

【水分をしっかり備蓄、歯磨きも忘れずに】

日頃からの水分補給と災害に備えて、

水(1日3リットル)を7日間備蓄しておきましょう。

非常持ち出し品に歯磨きセットも忘れずに。

避難生活での水不足に備えて、水を使わなくても

お口を清潔に保てるデンタルリンスや口腔ケア用の

ウェットティッシュも役立ちます。

防災×フレイル予防 社会参加

【日頃から顔の見える関係を作りましょう】

電話やちょっとした挨拶。

家族や友人、近所の人と関わる機会を作りましょう。

災害時の共助・互助は顔の見える関係があってこそ力を発揮します。

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