ブロック塀の点検を!
更新日:2023年4月3日
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平成30年(2018年)6月18日に発生した大阪北部を震源とする地震により、大阪府内において、ブロック塀の倒壊による被害が生じております。
市民の皆様におかれましては、ご自宅周辺等のブロック塀について、まずは、外観からわかる以下の点について点検ください。また、必要に応じて専門業者等に相談するなど適切な維持管理に努めてください。
ブロック塀の点検のチェックポイント
平成30年(2018年)6月21日付けで、国土交通省よりブロック塀の点検のチェックポイントが示されました、以下のポイントを参考に点検してください。
まず外観で1から6をチェックし、ひとつでも不適合がある場合や分からないことがあれば、専門家に相談してください。
- 塀の高さは地盤から2.2メートル以下か。
- 塀の厚さは10センチメートル以上か。(塀の高さが2メートル超2.2メートル以下の場合は15センチメートル以上)
- 塀の高さが1.2メートル超の場合、塀の長さ3.4メートル以下ごとに、塀の高さの5分の1以上突出した控え壁があるか。
- コンクリートの基礎があるか。(塀の高さが1.2メートル超の場合、基礎の根入れ深さは30センチメートル以上か。)
- 塀に傾き、ひび割れはないか。
- 塀の中に直径9ミリメートル以上の鉄筋が、縦横とも80センチメートル間隔以下で配筋されており、縦筋は壁頂部および基礎の横筋に、横筋は縦筋にそれぞれかぎ掛けされているか。※外観では判断できないことが多いため、不明な場合は専門家に相談してください。
建築基準法施行令(抜粋)
第62条の8(補強コンクリートブロック造の塀)
補強コンクリートブロック造の塀は、次の各号(高さ1.2メートル以下の塀にあつては、第5号及び第7号を除く。)に定めるところによらなければならない。ただし、国土交通大臣が定める基準に従つた構造計算によつて構造耐力上安全であることが確かめられた場合においては、この限りでない。
- 高さは、2.2メートル以下とすること。
- 壁の厚さは、15センチメートル(高さ2メートル以下の塀にあっては、10センチメートル)以上とすること。
- 壁頂及び基礎には横に、壁の端部及び隅角部には縦に、それぞれ径9ミリメートル以上の鉄筋を配置すること。
- 壁内には、径9ミリメートル以上の鉄筋を縦横に80センチメートル以下の間隔で配置すること。
- 長さ3.4メートル以下ごとに、径9ミリメートル以上の鉄筋を配置した控壁で基礎の部分において壁面から高さの5分の1以上突出したものを設けること。
- 第3号及び第4号の規定により配置する鉄筋の末端は、かぎ状に折り曲げて、縦筋にあっては壁頂及び基礎の横筋に、横筋にあってはこれらの縦筋に、それぞれかぎ掛けして定着すること。ただし、縦筋をその径の40倍以上基礎に定着させる場合にあっては、縦筋の末端は、基礎の横筋にかぎ掛けしないことができる。
- 基礎の丈は、35センチメートル以上とし、根入れの深さは30センチメートル以上とすること。
相談窓口について
補強コンクリートブロック塀の一般的な内容については、建築指導課までお問い合わせください。
なお、ブロック塀の解体や撤去に関する助成金は現在実施していません。
専門家にご相談の場合は、下記を参考にお問い合わせください。
- 一般社団法人 兵庫県建築士事務所協会(外部サイト) 電話番号 078-351-6779
- 公益財団法人 日本エクステリア建設業協会(外部サイト) 電話番号 03-3865-5671
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