【消防局】ご家庭に消火器を設置しましょう!
更新日:2025年6月13日
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令和6年版の消防白書によると、令和5年中の一般住宅やマンション等で発生した火災は、12,112件で、これら住宅火災による死者数は、1,127人となっています。
火災が発生した時に、けが人を出さない、被害を最小限にするためには、消火器が有効となります。
消火器が有効な理由
1、全ての火災に対応できる
住宅で発生する可能性がある、てんぷら油や灯油等が関係する「油火災」、電気プラグや電気製品が関係する「電気火災」、布製品や木材等の収容物が関係する「普通火災」すべての火災に対応し、消火することができます。
2、誰でも簡単に使用できる
消火器の使用方法は簡単で、誰でも容易に使用することができます。
一般家庭の台所や飲食店で発生した火災
1 | コンロの火をつけたことを忘れ、放置していた。 |
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2 | てんぷら油を加熱しすぎた。 |
3 | 厨房周りの清掃ができておらず、油かすに着火した。 |
4 | 調理中の輻射熱で、コンロ付近の可燃物に着火した。 |
5 | IHコンロに非対応の調理器具を使用した。 |
6 | 少量の油で揚げ物(揚げ焼き)調理した。 |
この様な時、被害を食い止めるのが消火器です。
その中でも、住宅用の消火器は小型化、軽量化された製品であり、どなたでも非常に手軽に扱うことが出来ます。
「消火器は重たくて扱いにくいなー」、「消火器って大きくて家に置いとくのはちょっと…」
こんな風に考えている方がいらっしゃいましたら、ぜひこの機会に住宅用消火器の設置を検討してみてください!
消火器の使用期限について
一般的な業務用消火器の使用期限は10年です。
使用期限が過ぎた消火器を使用し、破裂する事故が発生しています。
消火器本体や底部が錆びているもの、亀裂が入っているものは大変危険ですので絶対に使用しないでください。
また、住宅用消火器の使用期限は製品により異なるため、消火器本体のラベルを確認し、使用期限内での交換をして下さい。
飲食店で働いている方へ
平成28年に新潟県糸魚川市において大規模火災が発生しました。発生原因は、飲食店の「コンロの消し忘れ」によるもので、地域特性や飛び火が重なって、同時多発的に火災が発生し被害が拡大し大規模火災へと発展しましたが、火災を起こした飲食店は、延べ面積が150平方メートル未満の小規模飲食店で、消火器の設置が義務付けられていませんでした。
これらを踏まえ、平成31年10月1日から厨房設備が設置されている全ての飲食店に消火器の設置が義務付けられています。
古い消火器の処分方法について
リサイクルシール(見本)
西宮市消防局では、消火器の回収は行っておりません。
消火器を廃棄する場合は、右図のリサイクルシールが必要です。
シールが貼付されていない場合は、指定取引場所あるいは特定窓口(消火器販売店)
で購入し、消火器に貼付け、指定引取場所や特定窓口へお持ちください。
近隣の指定引取場所、特定窓口、処分要領等などは、消火器リサイクル推進センター(外部サイト)のホームページをご覧ください。
※2010年1月以降に製造されている消火器は貼付された状態で販売されています。
最後に…
一般住宅に消火器の設置義務はありませんが、あなたやご家族の命を火災から守るためにも
一家に一本!消火器を設置しましょう!!