西宮市役所で婚姻届を提出してそのまま結婚 「届け出挙式」レポート
更新日:2020年1月16日
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西宮市“届け出挙式”
関西では初の「届け出挙式」
12月1日(金曜日)に西宮市では初の試みとなる「届け出挙式」を行いました。
届け出挙式とは、市役所に婚姻届を提出して、そのまま結婚式を行うもので、欧米では一般的な挙式スタイルのようです。
今年2月に北海道苫小牧市で始まり、その後関東では徐々に広がりつつありますが、関西では初の取り組み。
ゼクシィ編集部からの提案に加え、議会から「市として市民の結婚を祝う取り組みを」とのご意見もあり、実施に向け動き出すことに。初めてのことで、「ニーズがあるのか」「当日までの手続きはどうしたら...」など不安はありましたが、その検証も含めて試行してみることになりました。
ゼクシィの調査結果では、式や披露宴を行わない「なし婚」の理由には、経済的なもののほか「目立ちたくない」「恥ずかしい」なども多いことから、西宮市役所で挙式を行い、想い出の場にして頂くことで地域への愛着につながればと、市役所で簡素な挙式を提供することとしました。
場所は西宮市役所本庁舎の最上階8階にある特別会議室。当日はお天気も良く、大きな窓からは六甲山の紅葉を見ることができました。
会議室からの眺め
3組のカップルの挙式が実現しました
10月10日号の市政ニュース等で募集したところ、最終的に3組のカップルの挙式が実現しました。
当日はゼクシィ編集部のスタッフによるテーブルコーディネートで、普段は会議などに使っている部屋もこんな素敵なウェディング仕様になりました。
進行はボランティアでの参加を快諾頂いた結婚式の司会のプロの志水さんです。
式は10から15分の短い時間でしたが、その中で誓いの言葉、結婚指輪の交換、誓約書への署名などを執り行いました。
新郎新婦の入場
司式者から誓いの言葉の問いかけ
署名した結婚誓約書を掲げるカップル
80代男性と40代女性のカップル、新婦の義母からの薦めで応募したカップル、新郎が地元西宮が大好きな文鳥好きのカップル、と応募いただいたカップルは様々でしたが、3組すべてがしあわせそうでした。
さて、西宮市で初めて実施した"届け出挙式"。お二人の記念となるイベントとなったでしょうか。
NISHINOMIYA COMMONS編集部