令和5年3月(先人の 思いをつなぐ 桜かな)
更新日:2023年4月10日
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てくてく歳時記
令和5年3月
西宮市の市花は皆さんご承知の「さくら」ですが、その中でも夙川公園は、「さくら名所100選」にも選ばれる、西宮市を代表するスポットです。
夙川に来るといつも思うのが、この景観が自然に出来上がったのではなく、先人のまちづくりにかける先見性と情熱の結晶で出来上がった、ということです。今をさかのぼること74年前、戦後間もない昭和24年に、当時の辰馬夘一郎市長が提唱し、夙川河畔に桜が植栽されることとなりました。それまでは桜が少なく、松林が中心だったそうですが、現在はソメイヨシノを中心に約1700本の桜が春には咲き誇ります。川のせせらぎに、松と桜のコラボレーションが彩る、その風光明媚(めいび)な景観は、西宮市民であることの誇りをも感じさせてくれます。
さてそんなソメイヨシノですが、実は樹齢は人の寿命程度といわれ、夙川の桜もしっかりと手を入れなければならない時期に差し掛かっています。市としては、令和5年度から桜の名所保全計画の策定に着手する予定です。先人の思いをつないでいくことも、私たち世代の大きな役割、これからも美しい西宮市を守っていきたいと思います!
≪写真≫夙川公園の桜
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