石井市長の"てくて句歳時記"
更新日:2024年12月10日
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てくて句歳時記
令和6年12月
あの阪神・淡路大震災から来月で30年を迎えます。本市では未曾有の災害により1146名もの尊い命が失われ、多くの家屋が全半壊するなど甚大な被害に見舞われました。ただその中でも、消防団などの懸命な活動による延焼の食い止め、市民同士の支え合いによる避難所運営など、地域コミュニティの力強さを実感できる機会でもありました。
あれから30年、本市は見事に復興を果たし、住みたいまちとして評価されるようになりました。阪神・淡路大震災からの「心の復興・文化の復興」のシンボルとして平成17年10月に開館した「県立芸術文化センター」は、人々の心に潤いをもたらす素晴らしい施設となっています。隣接する高松公園では、冬になるとイルミネーションが灯され、まちを美しく彩ります。冬の澄んだ空気の中でこの明かりを目にすると厳かな気持ちになり、これまでの復興に至る歩みに思いをはせます。すでにこの世を旅立たれた方も含め、多くの市民の方々のご労苦あってこそのものと、心より敬意を表するものです。
このように築かれてきた西宮を、さらに発展させ、一層魅力あふれるまちとするため、諸課題の解決に向け全力で取り組んでまいります!
≪写真≫ 来年1月31日までの午後5時~11時に点灯
バックナンバー
- 令和6年11月(市をつなぐ 橋上駅や 天高し)
- 令和6年10月(行列は 万葉衣装 秋まつり)
- 令和6年9月(睡蓮や 甲陽園の 大池に)
- 令和6年8月(歓声や 山ふところの 水遊び)
- 令和6年7月(鳴尾なる 一本松へ 南風)
- 令和6年6月(花卯木 かむさるように 百間樋)
- 令和6年5月(青蛙 はぐくみ継ぎて 学び舎に)
- 令和6年4月(晴れ渡る 廣田の山に つつじ咲く)
- 令和6年3月(若鮎や 生瀬トンネル 開通す)
- 令和6年2月(雪解風 きづなつむぎて 復興へ)
- 令和5年12月(北おろし まちと人とを 育みて)
- 令和5年11月(朝焼けの 沖からきたる 百合鴎)
- 令和5年10月(天平の 空からきたか 鬼やんま)
- 令和5年9月(学文の 坂本ですが 鳥渡る)
- 令和5年8月(いにしへの あの夏空を 忘れまじ )
- 令和5年7月(夏空に 塔屋の威風 六角堂 )
- 令和5年6月(北山の 花木喜ぶ 梅雨の空)
- 令和5年5月(一望の いちご畑や 鳴尾村)
- 令和5年4月(浜大根 咲いて鳥待つ 人を待つ)
- 令和5年3月(先人の 思いをつなぐ 桜かな)
- 令和5年2月(鳥も木も 頬を緩める 梅の花)
- 令和4年12月(落葉掃き 我がまち思う 宮っ子ら)
- 令和4年11月(時超えて 町を見守る 紅葉山)
- 令和4年10月(芸術の 秋を市民と 半世紀)
- 令和4年9月(学び舎に 子等の育てし 稲香る)
- 令和4年8月(ひたむきに 白球を追う 夏の空)
- 令和4年7月(海猫と 永遠の少年 帰還せり)
- 令和4年6月(思ひのせ 蘭学のみち 蛍舞ふ)
※西宮市政ニュース令和4年6月からおおむね月1回掲載
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