石井市長の"てくて句歳時記"
更新日:2025年5月10日
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てくて句歳時記
令和7年5月
今年も田植えの季節がやってきました。市内でも田植えが進むとともに、いくつかの小学校では、校内の田んぼで田植え体験が実施されています。
芦原町にある「みやっこキッズパーク」では、地域の皆さんのご協力もあり、未就学児も参加できる田植え体験を毎年実施しており、私も何度か参加しています。
人生で初めて田植えを体験する子供たちが、はだしで冷たい田んぼの中に入り、にゅるっとした泥の感覚に最初は戸惑いながらも、しばらくすると夢中になって苗を植える姿は、とてもほほ笑ましいものです。こうした自然体験を通じて、子供たちには、たくましく育ってもらいたいと願います。
同パークには、公園によくあるような滑り台やぶらんこなどの遊具はありませんが、メダカがいっぱいのビオトープ池や小川などもあり、子供たちが五感を生かして感性と創造力を育んでいけるとても素敵な遊び場です。また、工作教室やしめ縄作りなど、四季を通じてさまざまなイベントも行われています。
都会の中にありながら自然体験もできる貴重な場を、地域の皆さんとともに大切に育みながら、宮っ子の育ちを支えていきたいと思います
≪写真≫同パークでの田植えの様子
バックナンバー
- 令和7年4月(見据えしは 次の百年 宮の春)
- 令和7年3月(人々の のぞみはこびて 桜舞う)
- 令和7年2月(甑岩 鎮座の杜の 藪椿)
- 令和6年12月(ふゆあかり 三十年を 支え合い)
- 令和6年11月(市をつなぐ 橋上駅や 天高し)
- 令和6年10月(行列は 万葉衣装 秋まつり)
- 令和6年9月(睡蓮や 甲陽園の 大池に)
- 令和6年8月(歓声や 山ふところの 水遊び)
- 令和6年7月(鳴尾なる 一本松へ 南風)
- 令和6年6月(花卯木 かむさるように 百間樋)
- 令和6年5月(青蛙 はぐくみ継ぎて 学び舎に)
- 令和6年4月(晴れ渡る 廣田の山に つつじ咲く)
- 令和6年3月(若鮎や 生瀬トンネル 開通す)
- 令和6年2月(雪解風 きづなつむぎて 復興へ)
- 令和5年12月(北おろし まちと人とを 育みて)
- 令和5年11月(朝焼けの 沖からきたる 百合鴎)
- 令和5年10月(天平の 空からきたか 鬼やんま)
- 令和5年9月(学文の 坂本ですが 鳥渡る)
- 令和5年8月(いにしへの あの夏空を 忘れまじ )
- 令和5年7月(夏空に 塔屋の威風 六角堂 )
- 令和5年6月(北山の 花木喜ぶ 梅雨の空)
- 令和5年5月(一望の いちご畑や 鳴尾村)
- 令和5年4月(浜大根 咲いて鳥待つ 人を待つ)
- 令和5年3月(先人の 思いをつなぐ 桜かな)
- 令和5年2月(鳥も木も 頬を緩める 梅の花)
- 令和4年12月(落葉掃き 我がまち思う 宮っ子ら)
- 令和4年11月(時超えて 町を見守る 紅葉山)
- 令和4年10月(芸術の 秋を市民と 半世紀)
- 令和4年9月(学び舎に 子等の育てし 稲香る)
- 令和4年8月(ひたむきに 白球を追う 夏の空)
- 令和4年7月(海猫と 永遠の少年 帰還せり)
- 令和4年6月(思ひのせ 蘭学のみち 蛍舞ふ)
※西宮市政ニュース令和4年6月からおおむね月1回掲載
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