令和5年8月(いにしへの あの夏空を 忘れまじ)
更新日:2023年9月10日
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てくてく歳時記
令和5年8月
今からさかのぼること78年前、私たちが暮らす西宮市(当時の鳴尾村を含む)は、米軍による10回にわたる壮烈な空襲を受け、甚大な被害を受けました。中でも、8月6日未明の空襲では、200機を超えるB29から雨あられのように降り注ぐ焼夷弾により市内は戦火にまみれ、およそ600名の方々が亡くなられたそうです。平和な暮らしが脅かされ、尊い家族や友人の命が奪われた、想像を絶する事態です。また戦争が終わった後も、食べ物に困窮する中で焼け野原の中を生き抜き、今の西宮をつくってこられた諸先輩方には、改めて心からの感謝と敬意を表するものです。
今年、西宮市は平和非核都市宣言から40周年の節目の年です。世界情勢が不安定となっている今だからこそ、私たち一人一人の市民がかつての凄惨(せいさん)な歴史を思い起こし、平和の大切さをかみしめるべき時なのだと思います。
西宮市では平和資料館の他、市内6カ所に平和非核都市宣言碑を設置しています。碑を目にされた際には、周りの方と話題にするなど、改めて平和について考え、平和への思いを未来に受け継いでいただければと思います。
≪写真≫ 市役所前の碑。左は広島市 から寄贈された被爆石
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