国指定特別天然記念物 オオサンショウウオについて
更新日:2021年12月27日
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オオサンショウウオが夙川で目撃されました
平成28年(2016年)7月15日に夙川でオオサンショウウオの目撃情報があり、後日、新聞報道がありました。また、その後も目撃情報が寄せられています。
西宮市内のオオサンショウウオ
夙川上流では、平成20年にオオサンショウウオの目撃情報が複数寄せられています。地元の方の話では、それ以前からもオオサンショウウオを見た、ということでした。
また、仁川上流では平成13年に発見され、当時、河川の護岸工事が計画されていたことから、工事前に保護し、水族館に移された個体がありました。
このように、西宮市内でも山間部においてオオサンショウウオの目撃情報が複数あり、生息している可能性が高い、と考えられます。
写真:平成13年(2001年)に仁川で見つかったオオサンショウウオ(撮影:西宮市教育委員会)
オオサンショウウオとは
オオサンショウウオは、全長1.5メートルになる世界最大の両生類で、種として国の特別天然記念物に指定されています(個体指定)。また、一部の地域では生息地が天然記念物に指定されています。
オオサンショウウオは7月から9月にかけて産卵のため移動するので、目撃される機会が増加します。見た目の印象から動きが緩慢なように思われることがありますが、捕食時には素早く動き、どう猛な一面があります。かみつかれる危険があるので、注意が必要です。
文化財保護法や種の保存法(絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律)などにより、許可なく触れたり、捕まえたり、移動させたりすることはできません。
オオサンショウウオを見かけたら
オオサンショウウオを見かけたら、あまり近づかずにそっと観察することにとどめてください。また、生体、死体を問わず、目撃情報は、西宮市文化財課(電話:0798-33-2074)までお寄せください。