子供が健やかに成長するためには、特定の大人（養育者）との愛着関係が必要です。血のつながりは無くても、愛着関係を育むことで、子供は自分らしく生きていくことができます。
里親制度は、さまざまな事情で保護者と離れて生活する子供を家庭に迎え入れ、深い愛情と理解を持って養育する、子供のための大切な制度です。あなたも里親になって、子供の成長を支えてみませんか？

【問合せ】
里親制度…里親支援センターなごみ（0798・61・8003）
各事業……市 子供家庭支援課（0798・35・3749）

里親にはいろいろなかたちがあります。一定の期間子供を養育し、じっくりと成長を見守る養育里親や、戸籍上の親子関係を結ぶ養子縁組里親などだけでなく、短期間だけ子供を預かる里親の活動もあります。

施設で暮らす子供の家庭体験のため、夏休みなどの数日間または週末に月1回程度預かる里親です

地域で暮らす、子育て家庭ショートステイ事業を利用する子供を、数日間だけ預かる里親です。子供を預かるまでに準備ができるのもメリットです

子育て家庭ショートステイ事業とは…

家族の病気や出産、育児疲れなどにより子供の養育が一時的に困難となった場合に、里親の居宅等で子供を預かる事業。
詳細は市のホームページ（子育て家庭ショートステイ）で確認を

里親に関心のある人や里親をしている人からのさまざまな相談について、「里親支援センターなごみ」が寄り添いながら解決に向けて共に考えるので、安心して里親活動ができます。

県から認可を受けて、4月に開設した里親専門の支援機関です。里親交流イベントも開催しています

里親になるためには、制度への理解や子供への愛情があれば特別な資格は不要です。研修や面接を受けてから里親として登録します。
詳細は「なごみ」にご相談ください

なごみの業務内容

• 普及促進 リクルート
• 研修 トレーニング
• 委託推進
• 養育支援
• 自立支援

【市ホームページ】里親支援センターなごみ

自分自身がさまざまな経験を経て、「幼少期に受ける愛情がとても重要で、人生の土台になる」と大人になってから気付いたことがきっかけです。そこで身近な子供たちに対して自分ができることはないかと調べ、里親制度に出会いました。
里親についていろいろと話を聞いたり研修を受講したりする中で、ショートステイ里親というかたちがあることを知り、登録しました。

私の場合は、同じ家庭の子供が繰り返し利用してくれたので、その子供の成長を感じられて、うれしかったです。愛しさという大切な感情を、我が子のように感じさせてくれる子ができたことに感謝です。
次の預かりの日を家族で楽しみにしています。

里親は敷居が高いと感じられるかもしれません。もちろん責任も伴いますが、それ以上に子供からもらうエネルギーはとても大きいです。
誰かの笑顔や励まし、日々の食事、楽しいひととき、そんな当たり前のようで大切なことを、少しずつみんなで分け合ってみませんか？近所の子供を預かる感覚で、一歩踏み出してみませんか？自分にできる範囲で、支援のかたちが見つかるかもしれません。

日時・場所

• 9月12日（木曜）の午前10時～11時45分…瓦木公民館
• 9月28日（土曜）の午前10時～11時45分…男女共同参画センター ウェーブ

内容

• 里親ってなあに？
• 施設で暮らす子供のお話
• 里親ができること
• 里親体験談の紹介