熱中症対策に資する現場管理費等の補正について
更新日:2023年6月12日
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熱中症対策に資する現場管理費等の補正について(試行)
近年の夏季における猛暑日などの気候状況を考慮し、工事現場の熱中症対策に掛かる経費に関して、下記のとおり現場管理費等の補正を試行することとします。
対象工事等
主たる工種が屋外作業である西宮市所管の土木工事(単価契約を除く。)並びに機械設備工事(建築設備工事を除く。)を対象とする。
適用区分
(1)熱中症対策に資する現場管理費の補正
主に作業員個人に対する熱中症対策費用
例:塩飴、経口保水液等効果的な飲料水、空調服、熱中症対策キット等
(2)現場環境改善費における避暑対策(熱中症予防)ただし、下水道の機械・電気設備を除く
主に現場の施設や設備に対する熱中症対策費用
例:遮光ネット、大型扇風機、送風機、製氷機、日除けテント、ミストファン、休息車の配置等
用語の定義
(1)真夏日
日最高気温が30℃以上または暑さ指数(WBGT)が25℃以上の日をいう。
ただし、夜間工事の場合は作業時間帯の最高気温が30℃以上の場合とする。
(2)工期
工事の始期から工事の終期(受発注者間の協議により定めた日)までの期間で、準備期間、施工に必要な実日数、不稼働日、後片付け期間の合計をいう。
なお、年末年始6日間、夏季休暇3日間、工場製作のみを実施している期間、工事全体を一時中止している期間は含まない。
(3)真夏日率
以下の式により算出された率をいう。
真夏日率=工期中の真夏日÷工期 小数第2位止め(3位四捨五入)
積算方法等
受注者より提出された計測結果資料(参考参照)をもとに、真夏日率を現場管理費率に加算する。なお、補正は変更契約において行う。
(1)補正方法
補正値(%)=真夏日率×1.2 小数第2位止め(3位四捨五入)
(2)現場管理費
対象純工事費×((現場管理費率×補正係数※)+補正値)
※補正係数:地域補正等
(3)現場環境改善費
受発注者間で設計変更の協議による
気温の計測方法等
(1)計測方法
工事着手前に受注者より提出される施工計画書に、熱中症対策の内容並びに工事期間中における気温の計測方法及び計測結果の報告方法を記載する。
使用する観測所は神戸地方気象台(神戸市中央区脇浜海岸通)とし、気象庁の気温または環境省が公表している暑さ指数(WBGT)を用いることを標準とする。
なお、WBGTを用いる場合は、WBGTが25℃以上となる日を真夏日と見なす。
(2)計測結果の報告
受注者は、施工計画書に基づき、計測結果の資料を提出する。(「真夏日算定表」参照)
対象工事である旨等の明示
熱中症対策に資する現場管理費の補正の試行工事の対象とし、日最高気温の状況に応じた現場管理費の補正を行う対象工事である旨等を特記仕様書等に明示する。
適用
令和2年8月1日以降に入札公告する工事とし、受注者が現場管理費の補正を希望した場合に適用する。
なお、8月1日より前に公告した工事についても、受注者が現場管理費の補正を希望した場合に、本通達日以降に受発注者協議し、次回変更契約時点において特記仕様書へ追記を行うことで適用できる。
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お問い合わせ先
契約管理課(技術管理担当)
西宮市六湛寺町10-3 西宮市役所本庁舎 5階
電話番号:0798-35-3460
ファックス:0798-33-0586