熱中症に注意しましょう
更新日:2024年8月23日
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熱中症とは?
熱中症とは、室温や気温、湿度が高い環境の中で体内の水分や塩分のバランスが崩れ、体温調節機能が働かなくなり、体温上昇やめまいなど、さまざまな症状を引き起こす病気です。
意外と多い!春から初夏にかけての熱中症
通常、夏に起こるイメージが強い熱中症ですが、4月下旬頃から発症がみられます。
この頃から日中の最高気温が25℃前後の夏日まで上がったり、湿度が80%を超える日もあり、熱中症のリスクが高まります。屋外レジャーなど、日光の下で活動する機会には注意が必要です。
また、梅雨の時期も、気温差が大きいだけでなく、体が暑さに慣れておらず、汗をかいて体温を調整することができません。そのため、血管内で熱を逃そうとする働きが活発になり、熱中症症状の中でも、脳への血流が減少して起こる「めまい」や「吐き気」が出やすくなります。
熱中症のピークは7月~8月
熱中症は気温が高くなる7月~8月が発症のピークです。
7月~8月に熱中症で救急搬送された患者数は、5月~6月の患者数に比べると、6倍以上にもなります。特に乳幼児や高齢者は体温調節機能が十分でないため、熱中症にかかりやすいのでご注意ください。
国は、4月1日~9月30日を「熱中症予防強化キャンペーン」とし、時季に応じた適切な熱中症予防行動の呼びかけ、効果的な普及啓発や注意喚起、広報活動を行っています。
熱中症を予防しよう
熱中症は一人一人が正しい知識を持てば予防が可能です。
熱中症を予防するために次のことに気をつけましょう。
特に熱中症にかかりやすい高齢者や子どもへは周りの方が声をかけましょう。
1.こまめに水分補給しましょう
- のどが渇いていなくてもこまめに水分を補給しましょう(目安は1日1.2リットル)
- たくさん汗をかいたときは、経口補水液やスポーツドリンク、塩飴などで水分とともに塩分も補給しましょう
※かかりつけ医に水分や塩分の制限をされている場合は、相談のうえ、指示に従いましょう
2.暑さを避けましょう
- エアコンなどを適切に使用し、室温が28℃になるようにしましょう
- 外出時には日傘や帽子を着用しましょう
- 炎天下や高温多湿の場での作業や運動は避けましょう
- 衣服は吸汗、速乾素材や通気性の良いもの、ゆったりしたものが効果的です
3.日頃から体調管理を心がけましょう
- 睡眠、食事をしっかり摂り、生活リズムを整えましょう
- 暑くなり始めた頃から、適度な運動や入浴で汗をかき、体を暑さに慣れさせましょう(暑熱順化)
- 無理をせず、こまめに休憩をとりましょう
美化企画課:マイボトル専用の無料給水スポットを設置しました!
環境企画課:クーリングシェルター(指定暑熱避難施設)の設置について
熱中症の分類と対処方法
次のような症状があったら、熱中症を疑ってください。重症の場合は、救急車を呼んでください。
程度 | 症状 | 対処 | 医療機関へ受診 |
---|---|---|---|
軽症 | めまい、立ちくらみ、こむら返り、大量の汗など | 涼しい場所に移動。安静、体を冷やす、水分・塩分を補給 | 症状が改善しなければ受診が必要 |
中等症 | 頭痛、吐き気、体がだるい、体に力が入らない、集中力や判断力の低下など | 涼しい場所に移動。安静、体を冷やす、水分・塩分を補給 | 口から飲めない場合や症状の改善が見られない場合が受診が必要 |
重症 | 意識障害(呼びかけに対して反応がおかしい)、けいれん、運動障害(普段通りに歩けない)など | 涼しい場所に移動し、体を冷やす | 救急車を呼ぶ |
※注意:症状が急に変化する場合があります。涼しい場所に移動した後は、必ず誰かがそばで付き添ってください。
【参考】熱中症の対処方法(応急処置)フローチャート:環境省熱中症予防サイトより(外部サイト)
熱中症特別警戒アラート・熱中症警戒アラートについて
危険な暑さから自分と自分の周りの人の命を守る行動を
熱中症の危険性が極めて高くなると予測された際に、危険な暑さへの注意を呼びかけ、熱中症の予防行動をとっていただくよう促すための情報として「熱中症警戒アラート」が運用されていますが、より深刻な健康被害が生じる場合に備え、一段上の「熱中症特別警戒アラート」が令和6年度より新設されました。
「熱中症特別警戒アラート」が発表される場合は、過去に例のない危険な暑さが予測され、人の健康に係る重大な被害が生じるおそれがあります。自発的な熱中症予防行動をとるだけでなく、家族や周りの人への見守り・声かけも行いましょう。
熱中症警戒アラート
兵庫県内の暑さ指数情報提供地点(19地点)のいずれかで、暑さ指数(WBGT)が33以上と予測される場合、前日午後5時頃または当日の午前5時頃に発表されます。
「熱中症警戒アラート」が発表されたら、外出を控える、エアコンを使用する等、熱中症の予防行動を積極的にとりましょう。
熱中症特別警戒アラート
兵庫県内の全ての暑さ指数情報提供地点(19地点)において、暑さ指数(WBGT)が35以上と予測される場合、前日の午後2時頃に発表されます。
「熱中症特別警戒アラート」が発表されたら、自発的に熱中症の予防行動をとり、家族や周囲の人々においては見守りや声かけ等の共助や、公助の行動をとってください。
熱中症特別警戒情報(熱中症特別警戒アラート)リーフレット(PDF:816KB)
暑さ指数(WBGT)って?
暑さ指数(WBGT)とは人間の熱バランスに影響の大きい「気温・湿度・輻射熱(地面や建物、体から出る熱)」の3つを取り入れた温度の指標です。WBGTが28(厳重警戒)を超えると熱中症患者発生率が急に増えます。
暑さ指数(WBGT)を確認し、熱中症予防に活用しましょう。
暑さ指数(WBGT)は環境省ホームページ(外部サイト)で確認できます。
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LINEアプリ
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健康増進課
西宮市池田町8-11
電話番号:0798-26-3667