【鳴尾消防署】人命救助表彰を実施しました!
更新日:2024年12月18日
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阪神甲子園球場で心肺停止事案が発生!
一次救命処置
バイスタンダー(救急現場の近くに居合せた人)4名が
心肺停止に陥った傷病者を早期に発見し、
119番通報、胸骨圧迫、AED搬送・操作という
救命の連鎖を、迅速かつ、適切に繋いだことで、
心肺停止となった傷病者を後遺症なく社会復帰に導きました。
一次救命処置の重要性
応急手当と救命曲線
救急車の到着は通報から平均8分かかると言われています。
心臓が止まると10秒あまりで意識がなくなり、
3~4分以上そのままの状態が続くと脳の回復が困難となります。
心臓が止まっている間、胸骨圧迫によって脳や心臓に
血液を送り続けることがAEDの効果を高めるとともに、
心臓が戻った後に後遺症を少なくするために
とても重要となります。
また、バイスタンダーにより目撃された突然の心停止のうち、
救急隊が到着するまでに救命処置が行われなかった場合の
一か月後の社会復帰率は18.6%ですが、
救急隊が到着するまでに救命処置が行われた場合の
一か月後の社会復帰率は約2.4倍の43.9%でした。
これらのことから、その場に居合わせた人の救命処置が
とても大切になります。
人命救助表彰式
表彰式
表彰者
表彰式の様子
通報者及びAED依頼者~松岡凌平さん
第一発見者及び通報者~松岡由記さん
胸骨圧迫実施者及びAED操作者~中沢玲也氏さん
AED搬送者~森口輝大さん
以上4名の行動で、傷病者を後遺症なく社会復帰に導くことができ、
このすばらしい功績を称え、人命救助の表彰式が西宮市消防局にて執り行われました。
救命講習の実施
救命講習
みなさんも、今回のように偶然、周りにおられた方の心肺停止事案に居合せることや、
自分の家族が心肺停止に陥ることも充分に考えられます。
そんな時に今回の4名の表彰者のように
一次救命処置を実施することができますか?
今回の記事を読まれてご関心やご興味を持たれた方は、
事前予約で救命講習を受講できますので、大切なだれかを救うために
是非受講を検討してみてください!