【西宮東高校・甲子園浜小学校】高校生による出前授業
更新日:2024年1月31日
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※この記事は令和元年度に作成したものです。
西宮東高等学校では、数理・科学コースの二年生が小学生や中学生へ授業を行う「出前授業」に取り組んでいます。これは、高校生が自分の学んだことや持っている知識を誰かに理解してもらうためには、どのように表現すればよいかを学習する目的で、甲子園浜小学校と浜甲子園中学校の協力を得て、平成27年度より実施している取り組みです。
高校生が5名程度のグループを作り、題材を考え、工夫を凝らした授業を展開します。小学生、中学生はそれぞれが興味、関心を持った授業を選択し参加します。
今回は、平成31年(2019年)1月25日に、甲子園浜小学校で行われた出前授業の様子を取材しました。
【数学「確率を学ぼう!」】
このクラスでは確率についての授業が行われました。
二人でじゃんけんをしたときに、手の組み合わせが何通りあるか、コインを3回投げたときにオモテが1回、ウラが2回になる確率、席替えで同じ席になる確率の問題が出題されました。
【物理「圧力とは」】
圧力と力の違いについての授業が行われました。
授業では紙でできた筒に人が乗る実験や、ゴム板を机につけ、どのように持てば簡単に取り外すことができるかを考える実験など様々な圧力を体験的に学ぶことができました。
【化学「シャボン玉・紙なべ」】
水風船を火に近づけたらどうなるか、シャボン玉をドライアイスの上で吹くとどうなるかなど、身近なものを使用して化学の実験を行いました。
実験の結果が出るたびに児童たちは驚いた表情をし、大変興味がある様子でした。
【生物「へんないきもの」】
世界に生息する変な生き物についての授業が行われました。授業の最初は、漢字の読みがなを当てるクイズが行われ、児童たちは見たことのない文字に悩んでいましたがグループで相談し漢字に合わせた回答を発表していました。その後、写真の生き物の特徴などのクイズを行い、児童たちは楽しんでいる様子でした。
【参加した小学生の感想】
- いきものの知らないことがたくさん学べ、勉強になりました。授業もクイズ形式で楽しかったです。
- へんないきものの残念なところなど、たくさん学べ、とてもためになる授業でした。特にティラノサウルスについて気になりました。
- 紙なべは炭酸水のシャワーみたいになるのがすごいと思いました。シャボン玉も作ってみたいと思いました。
- 水の入った袋に火を近づける実験は割れそうでしたが、燃えないことに驚きました。シャボン玉をドライアイスの上で吹くと、シャボン玉が浮き、割れないことに驚きました。
- 紙でできた筒の集まりの上に、人が乗ることは無理と思いましたが、乗ることができ、大変驚きました。
- 席替えで同じ席になる確率の低さに驚きました。どのようにして確率を求めるのか勉強していきたいです。
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