4月号 にしのみやの古墳
更新日:2016年4月28日
ページ番号:92484476
放送日 | テーマ | 音声配信 |
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4月4日 | 西宮にも古墳が、ある。 | 4月4日放送分を聴く(音楽ファイル(MP3):27,172KB) |
4月11日 | 前方後円墳の時代 | |
4月18日 | 巨大な横穴式石室の時代 | |
4月25日 | 古墳を見に行こう!/質問コーナー |
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「にしのみや」の「古墳」。いまの町並みからはまったく想像できませんが、実は現存している古墳もありますし、発掘調査では円筒埴輪や土器がたくさん出土しています。これらの形や色などから作られていた時期や地域も分かるのです。今回は、姿を消してしまった古墳から見学ができる古墳まで、たっぷりとお話します。
【第1話】西宮にも古墳が、ある。
西宮北口・甲子園などのショッピングセンターや、武庫川団地・ナシオン・甲陽園などの住宅地を見慣れた目には、西宮に古墳がある(あった)とはとても思えないのですが、実は、西宮には古墳がたくさんあります。現存するのは15基ほどですが、往時はそれの2倍以上の古墳がありました。また、意外かもしれませんが、古墳が一番多い都道府県は兵庫県なのです。
【第2話】前方後円墳の時代
古墳といえば、堺市にある墳丘長486mの「仁徳天皇陵古墳」を思い浮かべます。世界最大の長さを誇る前方後円墳で、アジアの東端の「倭」にこのような超巨大な墳墓があることは驚きです。西宮にも小さな前方後円墳があったのをご存じでしょうか。今は見ることはできませんが、小さいけれどちゃんとあの「カギ穴」の形で、「仁徳天皇陵古墳」の1/10くらいの長さでした。
【第3話】巨大な横穴式石室の時代
6~7世紀には、横穴式石室の古墳が造られますが、西宮にも大きな横穴式石室墳がいくつもあります。西宮にある古墳で最大の石室は、仁川五ヶ山古墳群第2号墳の長さ10m以上ある巨大な横穴式石室で、墳丘は直径23.5mとされます。いっぽう、巨大な石室で知られる飛鳥の石舞台古墳は、長さ約18mの横穴式石室で一辺51mの方形の墳丘です。仁川のものは、石舞台古墳の半分くらいですね。
【第4話】古墳を見に行こう!/質問コーナー
横穴式石室古墳は、中に入って見学できるものがたくさんあります。西宮市内でも、山口町の青石古墳、上ヶ原の関西学院構内古墳などで石室の中に入ることができます。また、苦楽園の老松古墳からは当時を彷彿させる絶景を望むことができます。そのような古墳の見学時には、ちょっとした作法やよりよく見るためのヒントがあります。
毎月第1~3週に1題ずつクイズを出題し、4週目に答え合わせをします。
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