平成23年度　西宮市民文化賞受賞者紹介（稲鍵　雄康さん）

　前 西宮商工会議所副会頭　前 西宮市文化振興財団副理事長

　甲南大学及びアメリカ合衆国ウィティア大学経済学部卒業。商社及び石油元売会社に勤務の後、昭和40年（1965年）共和商事（株）に入社。昭和52年（1977年）には同社の代表取締役社長に就任し、平成19年（2007年）からは会長として現在も活躍している。
　平成元年（1989年）から平成12年（2000年）まで経済産業省中小企業近代化審議会専門委員を務めた。平成2年（1990年）から平成8年（1996年）及び平成12年（2000年）から平成14年（2002年）までの通算8年間、兵庫県石油商業組合理事長として石油製品の安定供給に尽力するとともに、平成8年（1996年）から平成12年（2000年）は全国石油商業組合連合会副会長として、全国の石油業界の振興及び発展に貢献した。
　その功績により、平成6年（1994年）兵庫県功労者表彰商工功労、平成10年（1998年）藍綬褒章、平成19年（2007年）には旭日小綬章を受章した。
　本市においては、平成元年（1989年）から4年間西宮商工会議所の常議員、平成5年（1993年）から平成22年（2010年）まで、6期17年の永きにわたり同会議所副会頭として、卓越した識見と優れた指導力で西宮市の産業界を牽引し、本市の産業振興に尽力した。とりわけ阪神・淡路大震災後は創造的な産業の復興を目指し、地域経済の活性化を図るため、様々な復興支援事業に取り組んだ。
　また、平成13年（2001年）から平成23年（2011年）までは（財）西宮市国際交流協会理事として、本市の国際交流の推進に力を尽くした。平成15年（2003年）から平成23年（2011年）まで西宮市文化振興財団副理事長を務め、財団の円滑な運営や各種文化事業の充実に力を注ぎ、財団の発展と本市の市民文化の向上に貢献した。
　さらに、平成14年（2002年）から平成18年（2006年）までは西宮市都市計画審議会会長として、的確な助言を行うとともに、平成14年（2002年）本市が「西宮市の都市計画に関する基本的な方針」を策定する際も、答申を取りまとめるなど中心的な役割を果たした。平成21年（2009年）から平成23年（2011年）まで西宮市環境審議会委員を務めるなど、様々な分野で西宮市政の推進に大きく寄与している。

　～西宮市の産業の振興に尽力～

　永きにわたり西宮商工会議所副会頭として、卓越した識見と優れた指導力で西宮市の産業界を牽引し、本市の産業の振興に尽力されました。

平成16年（2004年）10月　西宮神社境内にて
「第8回　西宮酒ぐらルネサンス」オープニングセレモニーで、
乾杯の音頭をとる稲鍵さん

平成20年（2008年）3月　ノボテル甲子園にて
「平成19年度　西宮商工会議所青年部卒業式」で祝辞を述べる

平成21年（2009年）11月　西宮市プレラホールにて
環境チャリティコンサート
　「地球と地域に役立つ私のエコ活動」で挨拶

　～西宮市の市民文化の向上、まちづくりの推進に大きく寄与～

　西宮市文化振興財団副理事長として、財団の発展と本市の市民文化の向上に貢献されるとともに、西宮市都市計画審議会会長、西宮市環境審議会委員及び西宮市国際交流協会理事などを歴任し、本市のまちづくりや国際交流の推進にも大きく寄与されました。

平成21年（2009年）12月　西宮市役所にて
西宮市環境審議会風景