令和6年度指定文化財公開「文化財の保存と修理技術」
更新日:2024年10月15日
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指定文化財公開は、文化庁が実施する文化財保護強調週間(外部サイト)の趣旨にのっとり、文化財に親しむ機会として市内の指定文化財の公開等を行う事業です。
令和6年度は、「文化財の保存と修理技術」をテーマに、文化財を未来へ継承するための取組みについて紹介します。
これまでの市が行ってきた取組みについて前期は民俗文化財、後期は古文書を取り上げて紹介します。
この事業をとおして、文化財への理解を深め、大切な文化財を未来へつないでいきましょう。
指定文化財公開〔前期〕「海と生きた漁具―民俗資料の保存と修理技術―」
かつて西宮の沿岸部では、鰯・白魚・鯛などの漁業が盛んにおこなわれおり、江戸時代には全国に知られていました。
前期で展示する資料は、2019年に西宮市指定重要有形民俗文化財に指定された「西宮の漁労用具(PDF:197KB)」です。昭和20年から40年代ごろに西宮の漁業で使用されていた漁労用具446点は、大阪湾周辺での漁業に関する一括性を持った資料として貴重です。
これら漁労用具は海で使用されていたものの保存状態は良好で、これまで大きな修理はおこなってきませんでした。本展示では、当館が実施した聞き取り調査をもとに漁具の使用方法と今後想定しうる劣化の原因を考え、文化財保存のための修理方法を紹介します。
西宮市指定重要有形民俗文化財「西宮の漁労用具」
会期
令和6年10月29日(火曜日)から令和6年11月24日(日曜日)
月曜日休館 ※11月4日(月曜日)は開館
開館時間
10時から17時(入館は16時30分まで)
会場
西宮市立郷土資料館 展示室(川添町15-26)
料金
観覧無料
展示解説会
【日時】令和6年11月3日(日曜日)10時15分から 30分程度(受付は10時から開始します)
【場所】西宮市立郷土資料館 展示室
【定員】20名、先着順
【料金】無料
申し込み不要です。当日、郷土資料館へお越しください。
関連ワークショップ ※15歳以上向け
展示に関連して、修復を体験するワークショップを開催します。(要申込)
詳しくはこちらからご確認ください。
指定文化財公開〔後期〕「古文書を守り伝える―古文書・歴史資料の保存と修理技術―」
当館では、市内各所に残された近世文書(古文書)を数多く保管しています。和紙に記された公文書や絵図などは数万点にもおよび、西宮地域の歴史を知るための貴重な文化財です。
和紙は長期間の保存に耐える素材ですが、保管状況によっては、ほこり、水害、虫食いなどの被害を受けて弱まり、破損してしまいます。古文書を良好な状態で保存し、未来へ伝えるためにはどうすればよいでしょうか。
後期では、市指定重要有形文化財(古文書)「下大市文書(PDF:120KB)」を中心に修復された資料を展示し、これまでに取り組んできた古文書の保存修理の方法や今後の取り組みについて紹介します。
西宮市指定重要有形文化財「下大市文書」
会期
令和6年11月26日(火曜日)から令和6年12月28日(土曜日)
月曜日休館
開館時間
10時から17時(入館は16時30分まで)
会場
西宮市立郷土資料館 展示室(川添町15-26)
料金
観覧無料
展示解説会
【日時】令和6年12月15日(日曜日)10時15分から 30分程度(受付は10時から開始します)
【場所】西宮市立郷土資料館展示室
【定員】20名、先着順
【料金】無料
申し込み不要です。当日、郷土資料館へお越しください。
会場アクセス
西宮市立郷土資料館は、夙川オアシス道路と酒蔵通りが交わる南東角、西宮市教育文化センター内にあります。
交通
電車
阪神電車「香櫨園」駅下車、南へ徒歩6分
JR「さくら夙川」駅下車、南へ徒歩14分
阪急電車「夙川」駅下車、南へ徒歩17分
バス
阪神バス西宮浜手線(阪神西宮南口-泉町-阪神西宮南口)「川東町」バス停下車すぐ
阪神バス尼崎芦屋線(阪神尼崎-JR西宮駅前-阪神芦屋)「夙川」バス停下車南へ徒歩13分
車でのご来館
駐車場はありません。
周辺道路は駐車禁止区域となっておりますので、電車・バスをご利用ください。
西宮市大谷記念美術館前の西側駐車場(徒歩15分)がご利用いただけます(無料)。
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お問い合わせ先
西宮市立郷土資料館
西宮市川添町15-26
西宮市教育文化センター1階
電話番号:0798-33-1298