【鳴尾消防署】海水につかった車両からの火災発生のおそれについて
更新日:2023年5月9日
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9月4日に西日本に上陸し、西宮市内でも猛威を振るった台風21号により、市内各地において道路や車庫などが水につかったり、沿岸部おいては、自動車が海水につかることで火災が多く発生しています。
また、自動車が海水につかったことが原因で発生する火災は、つかった直後ばかりでなく、ある程度時間が経過した後にも発生していることに注意が必要です。自動車が海水につかっている恐れがある場合は、個人で対処せず、専門業者や整備工場等に依頼し、対応してもらうようにしてください。
自動車にはエンジンルーム内のバッテリーやヒューズボックス、また、ヘッドライトなどのように多くの電気部品が使用されており、水や海水につかることで漏電や異常発熱などが発生する場合があります。
また、燃料タンクが損傷してガソリンなどが漏洩していれば、発火や引火の危険も高まります。
このため、エンジンルーム内が水につかってしまった自動車は、外観上は問題なくてもエンジンをかける前にしっかりと確認しなければなりません。
また、火災の発生を防止するためにはエンジンルーム内がつかっているかどうかを確認し、つかっている場合は、バッテリーのマイナスターミナルを外してバッテリーに触れないようにテープを巻くなど、絶縁処置が必要になります。
さらに、普及傾向にあるハイブリッド車(HV)や電気自動車(EV)は感電のおそれがあるため、特に注意が必要で、むやみに近づいて触れないようにしてください。
詳細は下記のリンクより、国土交通省のホームページ「浸水・冠水被害を受けた車両のユーザーの方へ」(外部サイト)新規ウィンドウで開きます。
水につかった車両の取扱いの注意点は、次のとおりです。
〇 エンジンをかける前に十分に確認し、急にエンジンをかけない。
〇 ボンネットなどを開け、エンジンルームが水につかっていないか確認する。
〇 火災の発生を防止するため、バッテリーのマイナス側のターミナルを外す。
〇 外したターミナルは、テープで巻くなど絶縁処置し、バッテリーに触れないようにする。
〇 ハイブリッド車(HV)や電気自動車(EV)にはむやみに近づかない。
国土交通省ホームページ「浸水・冠水被害を受けた車両のユーザーの方へ」(外部サイト)