【高須小学校】西宮市小中学校アウトリーチ事業「管楽器」
更新日:2024年1月15日
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※この記事は平成29年度に作成したものです。
平成29年(2017年)9月8日、高須小学校6年生の音楽の授業で、5人の音楽アーティストによる演奏会が開催されました。
5種類の管楽器(フルート、オーボエ、クラリネット、ファボット、ホルン)を演奏していただいた5名のアーティストは、普段、大阪フィルハーモニー交響楽団などのオーケストラでご活躍されています。
この演奏会はアウトリーチ事業の一つで、学校へアーティストを派遣し、子供たちが本物の芸術文化に触れることができる機会を設けて、音楽の楽しさや素晴らしさを体感してもらうことを目的としています。
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アーティストの方々が登場し、初めにジョプリンのジ・エンターティナーを演奏してもらいました。子供たちは演奏が始まると、目を閉じて聴いたり、楽器をじっくり見たり、色々な聴き方で音楽を楽しんでいました。
次に、楽器紹介です。楽器ができた由来や仕組み、音の出し方を教えてもらいました。フルートの上野さんは小瓶に水を入れ、水の量が変わると音も変わる事を子供たちに説明しました。また、ファゴットの説明では、製造するのにかなりの年数が必要なことに驚いた様子でした。
その後も、子供たちにも馴染みのある楽曲の演奏に、子供たちは聴き入っている様子でした。
最後に、質問コーナーがあり「お仕事は何時くらいまでされてますか?」「みなさんが集まったきっかけは?」など、アーティストの方々が顔を見合わせて微笑むような質問が飛び交っていました。
【小学生の感想】
子供たちにアーティストの演奏について感想を聞いたところ、
「少ない人数なのに、とても迫力があってびっくりした。楽しく演奏していたので、僕たちも楽しく観ることができました。」
「聴いていてリズムに乗りやすかったです。僕たちも今年、音楽会があるので楽しくできるようにしたいです。」
「こんなにも間近で演奏が聴ける貴重な体験ができたのでうれしかったです。特にプロの方の指使いがすごかったです。この経験を音楽会でいかしたいです。」
「たくさんの楽器があってすごかったです。音楽会でも今日演奏して下さった方々みたいに頑張りたいです。」
と、今日の体験を活かし、音楽会に向けて、より一層練習すると語ってくれました。
【アウトリーチ事業について】
西宮音楽協会の事務局長であり、大阪フィルハーモニー交響楽団パーソネル・マネージャーである服部喜久男さんは、
「アウトリーチ事業を始めて3年目になります。最初の頃は5、6校だったのが現在では18校までになりました。普通は、学校の体育館などでオーケストラに演奏してもらい、全校生徒に聴かせますが、アウトリーチ事業の場合、音楽の授業の中で演奏を身近に感じることができるので、子供たちにとって貴重な体験になると思いました。質問コーナーなども設け、色々な事に興味関心を持って、より音楽に親しんでほしいと思っています。また、中学生になった時、音楽に興味を持って、音楽に携わってくれたらいいなと思っています。学校の先生と相談して教科書の中の曲を入れたり、今習っているリコーダーの曲を一緒に合奏したり歌も一緒に歌ったりと、色々な事に取り組んでいます。これからも演奏できる学校が増えるように頑張っていきたいです。」
と、アウトリーチ事業に対する熱い思いを語っていただきました。
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