このページの先頭です

【消防局】ウー・カン消防通信!~火災件数のお話~

更新日:2024年9月5日

ページ番号:97690203

第15回

8月は消防年報の中でも救急件数に注目しながら、詳しく内容を確認してみました。ただ、救急件数が増加している一方で、火災件数は年々減少しています。こちらも、統計資料をみることで、現状を知ることができます。今回は、火災の出火原因に注目しながら、ウーちゃん・カンちゃんと一緒に、火災件数について詳しく内容を確認してみましょう!
【消防局】消防年報

火災件数の推移について

令和4年中の火災件数は、77件でした。およそ10年前の平成25年(112件)と比較して約3割減少しています。件数にして35件の減少です。

平成25年112件、令和4年77件、約10年間で約3割減少

火災発生件数の減少は、とても喜ばしいことだね!でも、西宮市だけなのかな。

火災件数は全国的にみても減少傾向です。
総務省消防庁が公表している「令和4年版消防白書」によると、令和3年中の全国の火災件数は3万5,222件で、 10年前の平成23年の5万0,006件と比較すると、当市と同じく約3割減少しています。

平成23年50,006件、令和3年35,222件、10年間で約3割減少


全国的に火災は減っているんだね!ところで、西宮市で火災件数が減少しているのはどうしてなのかな。


火災原因について

火災件数の減少理由は様々です。
一般的には、電気ストーブをはじめとした電気機器の普及や製品の防火安全性能の向上、住宅用火災警報器の普及、喫煙率の減少や電子たばこの普及により、たばこを原因とする火災が減ったことや、放火(放火の疑いを含む)が減少したことなどが考えられています。

西宮消防署鑑識室

西宮市の場合はどうでしょうか。
消防年報のうち、出火原因別の火災件数を確認すると、明らかに大きく下降線を描きながら減少を続ける出火原因があります。

それは、放火(放火の疑いを含む)件数の減少です。
令和4年中の放火(放火の疑いを含む)による火災発生件数は、9件でした。
およそ10年前の平成25年の33件と比較して24件減少し、約1/4程度の件数となっています。

平成25年33件、令和4年9件、約10年間で24件減少

西宮市民にとって、とても誇らしいことだね!

西宮市の魅力について

放火(放火の疑いを含む)件数の減少は、普段から市民の皆さんが、「放火されない」「放火させない」環境づくり、まちづくりに努めてこられた結果だと言うことができると思います。
「西宮市は、防火防災に強いまちなんだ」と胸を張れそうですね!
また、防火防災に強いまちというのは、地域ぐるみ、まちぐるみで積極的なコミュニケーションが図られていることが大きな特徴だとされています!
ですから、放火の疑いを含む放火件数の減少は、市民の皆さんが、地域ぐるみ、まちぐるみで、防火防災意識を高めてこられた結果です!

こんなところからも、西宮市が住みやすいまちだってことがわかるよね!消防局はこれからも、市民の皆さんと一緒になって、安全・安心をしっかりと守っていきます!

皆さんもご存じのとおり、令和5年は、文教住宅都市宣言60周年平和非核都市宣言40周年環境学習都市宣言20周年という節目の年です。そして、2年後の2025年には、市政100周年を迎えます!
西宮市は、阪神間の中央に位置し、都市圏にアクセスしやすい利便性と、自然の風光と温暖な気候に恵まれた良好な住環境から、これまで多くの人々が、平穏で快適な生活環境を求めて移り住み、文教住宅都市として発展してきました。
そんな魅力あるまちを守っていく。
消防局は、1つでも多くの安全・安心を届けられる消防本部を目指して、決意を新たに、これからも尽力してまいります。今後も、当市の消防行政にご理解とご協力をお願いいたします。

お問い合わせ先

消防局 企画課

西宮市六湛寺町8-28 西宮市役所第二庁舎2階

電話番号:0798-26-0119

ファックス:0798-36-2467

お問合せメールフォーム

本文ここまで