【上ケ原小学校】西宮市小中学校アウトリーチ事業「美術」
更新日:2024年1月16日
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※この記事は平成30年度に作成したものです。
平成30年11月6日、上ケ原小学校4年生を対象に、アウトリーチ事業「美術」の授業が行われました。
講師に西宮芸術文化協会会員の田中理先生をお招きし、実際の作品を見ながら、制作にあたっての取り組み方や技術的なところにも触れつつ、芸術についてお話しをしていただきました。
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【作品鑑賞】
授業の最初に、田中先生が制作した作品を見せてくれました。
その作品を見て、子供たちからは「わーすごい。」と歓声があがり、好奇心溢れる表情を見せてくれました。
作品の中には筆で描いたものだけでなく、キャンバスを削って描かれたものもあり、「ここは削って描かれているね。」、「よく見ると、たくさんの色が使われているよ。」など、子供たちは作品に触れて、色々な発見をしている様子でした。
その後、田中先生から、作品を描いた時の思いやエピソードもお話ししていただきました。
子供たちは印象に残った言葉をメモしながら、熱心に耳を傾けていました。
【ワークショップ(形の発見)】
作品鑑賞の後、子供たちは作品制作のワークショップを行い、芸術を体験しました。
正方形の小さな黒い紙を好きな形に切り、2つに分け、出来た2枚のパーツを、重ねずに紙に貼り、作品制作に取り組みました。
子供たちは、真剣な表情で、ハサミで形を切り出し、試行錯誤しながらパーツを組み合わせ、様々な形を作っていました。
完成した作品は、大きな模造紙に貼り付け、教室の前方に掲示されました。
子供たちは作品の近くに行き、じっくりと鑑賞し、自分にとって興味深い作品を1つ選び、その理由を書いた紙を提出しました。
田中先生は、子供たちの作品を選んだ理由をいくつか発表しました。
「黒い部分が白い部分の影のように見えて面白い。」や「ヤギのように見えてかっこいい。」など様々な理由がありました。
先生は「作者が意図していない部分を、見る人が面白いと感じる。そういうところが美術の面白いところです。」と多様な価値観があり、それを尊重することの大切さを、子供たちに伝えました。
また、「美術の授業は、人間らしい感じ方、物の見方、表現の方法を発見し、学ぶ場です。創作活動を通して、自分はかけがえのないひとりであることを学んでいって下さい。」と話されました。
【子供たちの感想】
子供たちからは「作品を作ることで、色々な気持ちを表現することができていいと思いました。」、「個性のある作品が作れて良かったです。」、「色々な人の作品が見られて面白かったし、楽しかったです。」などの感想があり、創作活動を通して自分を表現することの面白さを学んだ様子でした。
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