マイコプラズマ肺炎について
更新日:2024年11月6日
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マイコプラズマ肺炎とは
マイコプラズマ肺炎とは、「肺炎マイコプラズマ」という細菌に感染することで起こる呼吸器感染症です。発熱や頑固な咳を伴い、小児や若い人に多く見られます。1999年の調査以降、2024年は最も多い患者数が報告されています。
原因と感染経路
・飛沫感染:患者の咳の飛沫を吸い込むことによる感染
・接触感染:病原体が付着した手で口に触れることによる感染
家庭のほか、学校などの施設内でも感染の伝播が見られます。基本的に秋~冬にかけて流行します。
症状
潜伏期間は2~3週間程度です。
主な症状は発熱、頭痛、全身倦怠感、咳がみられます。咳症状は痰を伴うことが少ない乾いた咳で、熱が下がった後も長期にわたって3~4週間続くのが特徴です。
例年厚生労働省に報告されるもののうち、約80%は14歳以下で、集団流行しやすい傾向にあります。
多くは気管支炎程度の軽症で済みますが、重症化することもあります。また5~10%未満の方で、中耳炎や胸膜炎、心筋炎、髄膜炎などの合併症を起こす場合があります。
上記のような症状が出ている場合には医療機関にご相談ください。
予防のポイント
1.普段から流水と石鹸による手洗いをすることが大切です。
2.アルコール消毒をこまめに行いましょう。
3.患者とのタオルや食器等の共用は避けましょう。
4.咳症状がある場合は、マスクを着用するなど「咳エチケット」を守ることを心掛けましょう。
参考
・厚生労働省:マイコプラズマ肺炎について(外部サイト)
・国立感染症研究所:マイコプラズマ肺炎の発生状況について(外部サイト)
お問い合わせ先
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